寺崎電気産業は、分散型統合監視制御システム「TERANET50X」において、アメリカ船級協会(ABS)よりIACSのサイバーレジリエンス要件「UR E27」の型式承認を取得した。船内プラントを二重ループ型ネットワークで統合制御する本システムは、標準コンポーネントを分散配置し、主機関や発電機、燃料系統等の監視制御を実現する。
サイバー攻撃リスクが高まる中、ABS認証はシステムの可用性・完全性・機密性を担保するもの。自律運航船や脱炭素船の複雑化する構成にも対応し、今後は他船級協会での認証取得も進める。