オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

三菱電機とNTTコム・SK C&C、サプライチェーンCFP可視化実証を開始 「Catena-X」活用

三菱電機とNTTコミュニケーションズ、韓国・SK C&Cは、サプライチェーン全体のカーボンフットプリント(CFP)可視化に向けた実証実験を開始する。企業間で安全かつ円滑に情報を交換できるデータスペース技術と、欧州自動車産業を中心に導入が進むデータエコシステム「Catena-X」を活用し、温室効果ガス(GHG)排出量を把握するシステムの確立を目指す。
実験期間は2025年10月下旬までを予定。電気自動車の主要部材であるリチウムイオン電池の製造工程(特に積層工程)を対象とし、シーケンサを用いて製造装置から電力使用量や生産実績などのデータを収集し、装置単位のCFPを自動算出・可視化。算出されたCFPデータは、「Catena-X」の国際標準に準拠した形式でシステム間連携が行われ、データ主権を保ちながらサプライチェーン全体でのCFP把握を効率的に実現する仕組みを検証する。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/ja/pr/2025/pdf/0519.pdf