三菱電機は、障害物を回避する軌道を計算してルートを生成する「モーション・プランニング技術」を開発する米国のスタートアップRealtime Robotics, Inc.(RTR社)に追加出資を行った。
同社は2019年にRTR社へ出資し、同社のモーション・プランニング技術と産業用ロボットへの技術連携を進めてきた。今回、RTR社のモーション・プランニング技術と、同社のFAソリューションソフトウエアである3Dシミュレーターなどを掛け合わせることで、デジタルツインを活用した製造ラインの工程最適化を実現する。将来的にはシーケンサ、サーボモーション、CNCなどのFA制御システム機器への導入を進め、工場全体の「自動化範囲の拡大(省人化)」「設備動作の経路最適化(効率化)」「想定外事象への即時対応(安定稼働)」の課題解決を目指す。