小林製薬は、グローバルで需要拡大が見込まれる「熱さまシート」の増産に対応するため、タイに現地法人「KOBAYASHI Pharmaceutical Manufacturing (Thailand)Co., Ltd.」を設立し新工場を建設する。
ひたい冷却シート「熱さまシート」は、コロナ禍をきっかけに海外で使用の習慣化が進み、今後の需要拡大が見込まれている。現在は日本と中国で生産し、生産能力の増強が急務となっており、東南アジア地域での「熱さまシート」の地産地消による安定供給を目的として新工場を建設する。
新工場は、敷地面積は約1万2000平方メートル、建屋は約5000平方メートル。熱さまシートの生産を担い、生産能力は1億枚。2025年中の生産開始を目指す。将来的には、他の品目の生産や、東南アジア地域の販売拡大戦略を支える開発・輸出ハブ拠点とすることも視野に入れている。投資規模は15~20億円。