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東ソーは、ベトナムに現地法人を設立し、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、MDI)中間原料である粗MDIの蒸留分離設備(スプリッター)を建設する。
MDIは、スポーツシューズ、フィットネスウェアなどに使用される弾性繊維、リサイクル材を活用した木質ボード、断熱材など、幅広く使用されている代表的なポリウレタン原料で、近年は東南アジア、特にベトナム市場でのMDI需要が急速な成長を続けている。同社はベトナムにスプリッターを設置しMDIを生産することでタイムリーな供給が可能となり、現地の旺盛な需要を取り込み拡販を図る。蒸留分離能力は年間10万トン。
2024年11月に現地着工予定で2026年6月完工、2026年10月商業運転予定。