FA・機械上場商社 2023年3月期業績予想 旺盛な設備投資で15社すべて増収見通し

主要FA・機械上場商社の2023年3月期の業績予想は、部材の調達難という厳しい市場環境下ながら、製造業を中心とした旺盛な設備投資をとらえ、15社すべてが前年から増収になる見通し。特に製造業向けの半導体や電子部品、FAなどエレクトロニクス分野は順調で、好業績の牽引役となっている。現在も数カ月分の受注残を抱えているところも多く、増収は確実な状況だ。
一方で23年は、半導体需要の減速など景気後退となり、受注が落ち込み、在庫調整局面に入ると予想。すでに22年下期から受注は落ち着いてきている。それでも製造業を中心とする設備投資需要は底堅く、24年以降は回復すると見られ、各社そこに向けた仕込みと種まき、提案強化を進めている。
-
コガネイ、吸着搬送用真空ポンプユニット「EVP03」発売
-
【数字で見る日本の製造業の現在地2023】SEAJ、2022年12月度 日本製半導体製造装置 販売高 前年比1.1%増の3065億9600万円 景気後退・踊り場に突入
