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富士フイルム、富山市にバイオCDMO拠点を新設 2026年度稼働開始

富士フイルムは、ライフサイエンス領域の事業成長の加速に向け、同社として国内初のバイオCDMO拠点を富山県富山市に新設する。新拠点は、富士フイルム富山化学による設備投資を通じて設立するもので、2026年度の稼働を予定している。
富士フイルム富山化学の既存工場の敷地内に設備投資を行い、バイオ医薬品の生産プロセス開発が可能な設備の導入に加え、バイオ医薬品の治験薬製造・商業生産が可能な新棟を建設する。平時には抗体医薬品・抗体薬物複合体(ADC)などバイオ医薬品の製造、パンデミック時にはmRNAワクチン・遺伝子組換えタンパクワクチンの製造が可能なデュアルユース設備を整備し、原薬製造から製剤化、包装までを一貫して受託できる体制を構築する。
バイオCDMOとして30年以上の実績を有し、幅広いバイオ医薬品の開発・製造受託に対応できるFUJIFILM Diosynth Biotechnologiesの培養・精製技術や遺伝子組換え技術など最先端のバイオテクノロジーを導入することで高効率生産を可能とし、高品質なバイオ医薬品の迅速かつ安定的な製造を実現する。

https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/8658