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- 2023年4月17日
日本ロボット工業会、2025年マニピュレータ、ロボット統計 受注・生産・出荷実績 受注・生産・出荷額ともに前年大幅増 欧米の回復、アジアも好調持続

日本ロボット工業会は、2025年のマニピュレータ・産業用ロボット統計(会員ベース)をまとめた。2025年は海外向けが好調で、受注額、生産額、出荷額ともに前年から大幅な増加となり、2026年も産業用ロボット市場は引き続き成長が期待される。
2025年の受注額は前年比27.8%増の9258億円、受注台数は19.1%増の19万7738台。生産額は21.0%増の8373億円、生産台数は17.2%増の18万9500台。出荷額は23.8%増の8708億円、出荷台数は22.7%増の5万1821台と、いずれも大幅な増加。年間を通じて前年を上回る好調さを維持した。
特に輸出が順調で、輸出額は36.2%増の6944億円。アジア向けの輸出額は41.1%増の4794億円、特に中国を除くアジア地域の伸びは目覚ましく、前年の1371億円から2055億円(49.8%増)と大幅に増加。需要地として年々市場拡大が続いている。中国向けも2023年・2024年と低迷が続いていたが、2025年は2739億円(35.3%増)と回復した。北米向けも55.1%増の1292億円と急拡大。前年は落ち込んだが、2022年、2023年レベルまで戻した格好。欧州向けは下期は前年を超えてきたが、年間を通じて低調となり、5.3%減の745億円となった。
一方で国内出荷は横ばいか伸びが落ち着いており、国内出荷額は8.9%減の1763億円、台数は18.6%減の3万3075台。溶接、機械加工、組み立て、クリーンルーム向けなど主要な用途でも前年を下回っている。
2026年の需要環境は、地政学的リスクや関税政策等など不安定であるが、世界的な人手不足や自動化需要、AI関連投資などもあり、ロボット市場は成長が続くと見られている。