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- 2015年7月29日
IKO、リニアモータテーブルにアブソリュートリニアエンコーダ仕様を追加 原点復帰不要でタクトタイム短縮

IKO(日本トムソン)は、リニアモータテーブル「ナノリニアNT・・・Vシリーズ」に、新たにアブソリュートリニアエンコーダ仕様を追加した。
ナノリニアNT・・・Vは、テーブル案内部にメンテナンス性に優れた小形直動案内機器「リニアウェイL」を採用した低断面でコンパクトなリニアモータテーブル。可動テーブルとベッドの間にACリニアサーボモータを組み込み、高分解能リニアエンコーダを内蔵して高精度な位置決めを実現している。
ムービングマグネット方式によりケーブルが可動せず、発塵が少なく、高い清浄度が求められる環境下での運用にも適し、半導体・液晶関連装置のXYテーブルや多連装ピック&プレイス機構、組立機、搬送設備などで幅広く利用されている。
今回追加されたアブソリュートリニアエンコーダ仕様は、リニアスケール上の絶対位置情報を読み取る方式を採用。電源再投入時の原点復帰動作や磁極位置検出動作が不要となり、装置の起動時間を短縮できる。また、高速シリアル通信を用いることで、要求に応じた位置計測が可能となり、高分解能と高速移動の両立を実現したほか、耐ノイズ性も向上している。
対応ドライバには、日立産機システム製「AD7シリーズ」を採用し、静定時間の短縮や制御性の向上が図られている。




