多木化学、福岡県北九州市の九州工場に3億円投資 水処理薬剤の生産能力倍増へ

化学品メーカーの多木化学は、九州工場（福岡県北九州市）において、水処理薬剤の製造設備を増強する。総投資額は約3億円。2027年3月の完成を予定する。
今回の設備増強は、同社の超高塩基度ポリ塩化アルミニウム「PAC700A」の全国的な需要増に対応するもの。九州工場の生産能力を約2倍に引き上げ、中国・九州地域の需要増に応える。
「PAC700A」は、従来品より凝集性能が高く、薬剤使用量や汚泥発生を抑制できる環境配慮型製品。同社は、今後、本社工場（兵庫県加古川市）の生産能力拡充も計画している。

https://www.takichem.co.jp/news/news20250908.pdf