ニッスイ、福岡県北九州市に北九州ニッスイの本社工場を建設 300億円投じスマートファクトリー実現へ

水産大手のニッスイは、グループ会社の北九州ニッスイの新本社工場を、福岡県北九州市戸畑区に建設する。2026年12月の竣工を予定。総投資額は約300億円。
新工場は、環境・社会・人財・経済の4つの価値を創造する「ニッスイスマートファクトリー」のモデル工場の位置付け。①デジタル化として、最大限に自動化した効率ラインの構築や設備データをもとにした予兆保全の実現、フードディフェンスのための顔認証による入退室管理を整備するほか、②環境負荷低減として創エネ・省エネによる消費電力の半減、また非化石化証書の活用によるカーボンニュートラル工場化、③人にやさしい職場として重い作業や暑い／寒い場所での作業、同じ姿勢で行う作業を排除し、職場環境を改善して従業員が働きたい工場の実現、④地域との共創として、行政と連携した地域社会課題の解決に取り組む。
築65年超の2工場を集約・移転し、冷凍具付き麺や業務用魚肉ソーセージ「おさかなソー」などの戦略製品を生産し、さらなる付加価値の追求と既存ライン比150%以上の生産性向上を計画している。

https://www.nissui.co.jp/news/20250730.html