クラレ、愛媛県西条市の西条事業所に光学用ポバールフィルム新生産ライン 400億円投資

化学メーカーのクラレは、西条事業所(愛媛県西条市)において、光学用ポバールフィルムの生産設備を増設する。総投資額は約400億円。2027年12月の稼働開始を予定しており、年間3800万平方メートルの生産能力を持つ新ラインを立ち上げる。

今回の設備増設は、液晶ディスプレイ(LCD)市場におけるテレビ画面の大型化トレンドに対応するもの。大型パネルの需要増に伴い、基幹部材である偏光フィルムのベースとなる広幅ポバールフィルムの需要も拡大しており、安定供給体制の強化が急務となっていた。
新設するラインは、3m幅の大型偏光フィルムにも対応可能な最新鋭設備。増設により同フィルムの総生産能力は年産3億3400万平方メートル規模に拡大する。

https://www.kuraray.com/jp-ja/news/2025/0625

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