TDB20年度 業界天気図「コロナショック」業界痛手、厳しさ増す製造業

新型コロナウイルスが製造業を直撃している。踊り場感のあった19年に対し、20年以降は回復基調への反転が期待されていたが、厳しさが増した格好だ。 5G本格化には期待感も 帝国データバンク(TDB)の2020年度の業界天気図によると、100業界197分野のうち「晴れ」「薄日」など「晴天」の分野は75(前年度比+3)、「雨天」が51(+7)となった。天気が改善した業界は11(+2)、悪化したのが16(+2)。 改善・悪化を指数化したTDB業況インデックスでは、19年8月時点から0.6ポイント回復して48.7となると予想。総じて前向き傾向だが、製造業は40.3で19年の49.2から大幅に悪化している。…


上場64社で4643億円の売上高減、下方修正相次ぐ

新型コロナウイルスは上場企業の業績にも大きく影響を及ぼし、19年度決算を前に下方修正が相次いでいる。 帝国データバンクによると、3月11日までに新型コロナウイルスの影響を受けたとして、下方修正を発表した上場企業は64社(うち製造業33社)。減少した売上高の合計は4643億円に達した。


中国では工場再開、感染拡大のピーク過ぎ 日系企業も回復

新型コロナウイルスの震源地でもある中国。感染拡大のピークは過ぎたと言われ、企業活動も少しずつ回復。日本貿易推進機構(JETRO)によると、武漢市の企業の操業再開は3月21日以降となっているが、それ以外の地域では徐々に経済活動が戻ってきている。 広東省では、2月21日時点での売上高2000万元(約3億2000万円)超の工業企業の操業再開率は82%に達している。大手企業の華為技術(ファーウェイ)の稼働率は9割を超え、珠海格力電器は8割弱、美的集団でも7割以上まで回復し、そのサプライヤーも操業を再開して戻りつつある。 2月末には生産・操業を再開した企業が93%まで拡大し、広州市内の3000カ所の配達…


ガートナー、日本企業RPA推進調査「全社で体制標準化」67%

ガートナージャパンは、日本市場におけるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の推進状況の調査結果を発表した。 同社によると、RPAはここ2~3年高い関心を集めてきたが、ある特定の技術の成熟度、採用度、社会への適用度を曲線で示すハイプ・サイクルにおいて、「過度な期待」のピーク期を抜け、幻滅期の底へ向かっているとした。   RPAを導入する企業の割合は年々増加を続け、19年8月には47.5%となった。主な作業内容は、社内システムからのデータの抽出、データの転記や二次加工などが中心だが、業務システムのデータ更新作業や社外向けシステムに関連する作業など、障害発生時に大きな影響を受…


2019年工業統計速報、過去10年で最高値

製品出荷額331兆円 従業者数776万人 経済産業省が発表した2019年工業統計速報によると、従業員4人以上の事業所における2019年の製品出荷額は331兆3548億円(前年比3.9%増)。従業者数も776万3431人で0.9%増。いずれも過去10年で最高値となり、右肩上がりとなっている。 一方、従業者4人以上の事業所数は18万4839カ所で、10年連続の減少が続いている。   ▼従業者数、製造品出荷額等の推移   産業別について、製品出荷額では輸送用機械器具製造業が70兆157億円(2.6%増)でトップ。化学工業(29兆7801億円3.7%増)、食料品製造業(29兆680…


ハノーバーメッセ2020 開催延期、7月13~17日へ

世界最大級の産業見本市であるハノーバーメッセを主催するドイツメッセは、4月20日から開催予定だったハノーバーメッセ2020の会期を7月13日~17日に延期すると発表した。 開催にあたり、例えば全入り口に発熱測定ステーションを設け、危険地域の人や彼らに接触した人が入らないようにするといったことが求められていたが、来場者は世界中から訪れることや、展示会場の規模が大きく物理的に無理なこと、さらには参加者は出展者と訪問者に限らず、ブース装飾やケータリング、警備など多岐にわたり、それらからの評価・合意が必要なことから、全参加者と公衆の健康確保が最優先事項であり、現状は実施が難しいと判断し、延期を決めた。


FAプロダクツら6社 再エネ普及促進、P2P電力取引実証実験へ

FAプロダクツ(東京都港区)は、ミライネクト、デジタルグリッド、日東工業、徳倉建設、坂田建設と共同で、デジタルなプラットフォーム上で発電者と需要家が電力の売買について直接取引を行う、P2P電力取引実証プロジェクトをスタートする=写真。民間企業同士が、自己託送供給ではなく、取引プラットフォーム上で直接電力取引を行うのは日本初となる。 実証実験では、FAプロダクツが太陽光発電システムで150kWの電力をつくり、供給する発電者となり、徳倉建設と坂田建設が電力を購入する需要家となる。デジタルグリッドが取引プラットフォームである「デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)」を提供し、日東工業がデジタルグ…


制御盤2030ホワイトペーパー公開、2030年に向けて進化する制御盤

デジタル技術によって製造業が大きな変革の波に直面するなか、日本電機工業会(JEMA)は製造業の将来像を想像し、その対応策を検討するための提言書「製造業2030」をまとめてきた。2019年11月には制御盤に焦点を絞った「制御盤2030」をホワイトペーパー化して公表したので、その内容について紹介する。   「製造業2030」と「制御盤2030」 製造業2030は、2030年の製造業の将来像を描き、電機業界に有効な示唆を与えることを目的に、JEMAのスマートマニュファクチャリング特別委員会の活動として2015年からスタートした。提言書としては、これまでに2015年版、16年版、17年版、1…


工場新設・増設情報 3月第2週 サキコーポレーション、明電舎、コカ・コーラ、DIC、ニッパツ

【国内】 ▶︎サキコーポレーション 電子部品実装工程向けX線自動検査装置の生産能力の拡大を目的に、奈良県大和郡山市に新たに工場を開設し、伊賀工場の生産を移管する。 新工場は、DMG森精機の奈良事業所内の敷地および建屋を活用して、最先端の装置の製造ラインを構築し、3月2日から稼働開始した。伊賀工場での生産を順次奈良工場へ移管し、4月末の移管完了を目指す。この移転により、国内生産拠点の総面積は現行の約2倍、生産は3倍以上の増産が可能となる。 延床面積は約2597平方メートル。   ▶︎明電舎 電動車用駆動モータ・インバータ一体機の生産能力増強のため、名古屋事業所内(愛知県清須市)に新工場…


ハノーバーメッセ2020開催延期。7月13〜17日へ

世界最大級の産業見本市であるハノーバーメッセ(HANNOVER MESSE)を主催するドイツメッセは、4月20日から開催予定だったハノーバーメッセ2020の会期を7月13日から17日に延期すると発表した。  ドイツメッセは、ハノーバー地域保健局、ハノーバーメッセ出展者協議会、パートナー協会VDMA(ドイツエンジニアリング連合)およびZVEI(ドイツ電気電子製造業者協会)と協議の結果、ハノーバーメッセ2020を2020年7月に延期することを決定した。  ハノーバー地域保健局は、ロバート・コッホ研究所が感染防止に向けて示した方法、例えば全入口に発熱測定ステーションを設け、危険地域の人や彼らに接触し…