富士経済、中国の産業用ロボット市場 18年後半は鈍化も25年は2.7倍の9838億円に

富士経済は、「急成長する中国新興ロボット関連プレーヤーの最新動向調査」をまとめ、中国の産業用ロボットの市場調査結果を発表した。 グローバル市場において、産業ロボットの最大の需要地となっている中国市場は、2018年後半から設備投資の抑制などの影響により伸びが鈍化。18年の市場は3705億円となったが、19年後半は設備投資の回復による伸びが期待され、25年の市場は18年比2.7倍の9838億円と予測している。 中国の産業ロボット市場は、主に自動車の製造に使用される溶接・塗装系が市場をけん引してきたが、人手不足や人件費の高騰を背景に、近年は組立・搬送系が伸びている。 19年は米中貿易摩擦の影響緩和が…


【インタビュー】インフィニオン DSS事業本部プレジデント ロステック氏、世界のサイバーセキュリティの最新事情

 インフィニオン テクノロジーズは、車載向けで世界2位、パワー半導体で世界1位、セキュリティIC分野で世界トップシェアを持つドイツの半導体大手メーカー。2018年度の売上高は75億9900万ユーロとなり、電気自動車やエネルギー、セキュリティといった近年のデジタル化に関わる分野に強く、右肩上がりの成長を続けている。  デジタル化によってあらゆるものがつながる時代、サイバーセキュリティは誰もが気になる話題。セキュリティを統括するDSS(デジタルセキュリティソリューションズ)事業本部のプレジデント、トーマス・ロステック氏に話を聞いた。 ノーセキュリティ、ノーコネクト 日々刻々と進化するハッキングとセ…


【インタビュー】三菱電機 半導体・デバイス事業本部 山崎事業部長「IGBTとIPMで世界を牽引」

 世界的にCO2削減や省エネに向けた制御の高度化が強く叫ばれるなか、そのキーデバイスとなるパワー半導体が活況だ。エネルギーを効率よく使うための電源制御に特化し、産業機器や家電、車載などで需要が急拡大している。三菱電機はパワー半導体のトップメーカーのひとつで、特にIGBTに強みを持つ。三菱電機 半導体・デバイス事業本部 山崎大樹 執行役員 半導体・デバイス第一事業部 事業部長に話を聞いた。 世界的に強い追い風に乗るパワー半導体 ――パワー半導体市場の市況について  半導体の最新市況について、WSTS(世界半導体市場統計)の調査では昨年は良かったが、今年はスローダウンすると予測しています。しかしパ…


産業Ethernet フィールドバスを逆転、IoT・デジタル化が追い風

産業ネットワークの変遷(HMS、産業ネットワーク調査レポート分析) Ethernet/IPとPROFINET 躍進 いま製造業は「つながる」がキーワード。機器同士、機器と人、現場と事務所、工場同士など、関わる人・モノをネットワークでつなぎ、最適な生産体制の構築が進められている。 そのつながるインフラのベースとなるのが「産業ネットワーク」。IoTやスマートファクトリーが声高に叫ばれるようになったここ数年で大きく変化している。   産業ネットワークは、フィールドバス、フィールドネットワークとも言われ、PLCやセンサ、モータなど製造現場の制御機器をつなぎ、情報のやりとりの基盤として生まれた…


SEAJ 2019-21年度の半導体・FPD製造装置の需要予測、減速も 20・21年度で回復

日本半導体製造装置協会(SEAJ、牛田一雄会長)は、2019年度から21年度にかけての半導体・FPD製造装置の需要予測を発表した。 日本製半導体製造装置は、IoTやAI、ビッグデータ、自動運転等で半導体の需要増の大きな流れがあるなかで、19年度はメモリーメーカの投資抑制により装置需要も低迷し減速するが、20年度はメモリーメーカの投資回復を期待して10.4%増の2兆2079億円、21年度も引き続き装置需要の回復を見込んで7.4%増の2兆3712億円と予測した。 2019年度は、中国のG10・5基板LCD投資は予定通りだが、G6基板OLED投資のタイミングが需要面で谷間にあたるため、1.2%減の5…


ARCフォーラム開催 デジタル生産、セキュリティなど講演

ARCアドバイザリグループ主催、オートメーション新聞など協賛の「第21回ARCジャパンフォーラム2019」が、東京・両国のKFCホールで7月9日開催され、約240人が参加した。 今年のフォーラムのテーマは「産業とシティにおけるデジタル変革を推進」。 基調講演を、ARCアドバイザリグループのウヴェ・グルンドマン氏と三菱ケミカル生産技術部の青山貴征氏が行い、OPC UAとTSNの連携、5G通信、さらにブロックチェーン技術も含む、ネットワーキングおよび通信技術の新たな展開を紹介した。 また、セキュアな産業クラウド接続によるIoTサービスの実現や次世代スマートファクトリの取り組み、OT環境にフォーカス…


工場新設・増設情報 7月第3週 村田製作所、コカ・コーラ ボトラーズ、JSR、豊田合成など

【国内】 ▶︎村田製作所 電極材料の生産能力の拡大を目的に、野洲事業所(滋賀県野洲市)の敷地内に、新生産棟を建設する。中長期的な需要増加に対応するためとしている。 建設面積は7082平方メートル、延床面積は2万3411平方メートル、竣工は2020年11月を予定。総投資額は約140億円(建物のみ)。   ▶︎コカ・コーラ ボトラーズジャパン 広島工場(広島県三原市)で6月21日に安全祈願祭を執り行い、本格的な建設に着工した。18年7月の西日本豪雨により、3つのラインを保有していた本郷工場(広島県三原市)が甚大な被害を受けたため稼働を停止。同市内への移転を決定し、今回、着工となった。新工…


IPGフォトニクスジャパン、加工用レーザーの最新トレンド解説(下)

切断・溶接だけでない「ファイバーレーザー」 レーザー技術は、既存の機械的な加工ではできなかった超精密加工や加工時間の短縮を実現し、加工技術に大きな変革をもたらした。いま、その加工用レーザーもCO2レーザー、YAGレーザーを超える「ファイバーレーザー」が世界を席巻し、新たな価値を生み出している。 ファイバーレーザーの世界トップメーカー・IPGフォトニクスジャパン(横浜市港北区)の菊地淳史取締役に、レーザー業界の最新トレンドを解説してもらった。最終回となる今回は、ファイバーレーザーのアプリケーションを中心に紹介する。   小型・高効率 市場50%占拠 ファイバーレーザーは高出力レーザーを…


JECA FAIR 2019「第58回製品コンクール」ワゴジャパンに栄誉

東京都立産業技術研究センター理事長賞 省工数・省メンテで高評価 「JECA FAIR 2019(第67回電設工業展)」(主催=日本電設工業協会)で実施された「第58回製品コンクール」で、ワゴジャパンの「POWER CAGE CLAMP(パワーケージクランプ)大電流端子台」が、東京都立産業技術研究センター理事長賞の栄誉に輝いた。 5月22日~24日まで東京ビッグサイトで開催されたJECA FAIR2019には、過去2番目に多い241社が出展し、小間数が過去最大の754小間の規模で盛大に行われ、10万4638人の来場者があり終了した。 電気設備に関連する資機材の進歩改良を促進し、電気設備技術の向上…


ETGメンバーミーティング、1年間の活動状況報告

EtherCATの普及を目指すEtherCATテクノロジーグループは「第13回ETG日本メンバーミーティング」を、日石横浜ビルで7月2日開き、ベンダーやユーザーなど約110人が参加した。 冒頭、ETG本部のマーティン・ロスタンチェアマンが最近の活動状況を報告。マーティン氏は「ETGには現在65カ国から5438社・団体が参加しており、2018年1年間で約500社増えた。地域的にも各地域で最大規模を誇るが、特にアジアは中国、台湾、日本などで2000社を超え、この1年間で約10%増加している。また、マスターは220社、ドライブは174社、IOは121社が開発・発売している。さらにセーフティEther…