工業会年頭所感2010年 3つの「S」で制御業界の発展に貢献

新年あけましておめでとうございます。 昨年の経済状況は、一昨年の金融危機に端を発した影響により前半は引き続き急激な減速に見舞われましたが、先進国のエコカー減税やエコポイントなどの景気刺激策で当面の危機回避が図られ、初夏を迎えるころにようやく底打ちの兆しが見え始めました。 当工業会でも、2009年度10月の実績は、08年度12月以来、10カ月ぶりに400億円を超え、前年同月比も70%台と下げ幅を縮小し、回復傾向を鮮明にしてきました。このような状況により当工業会の09年度出荷額は、前年比80・9%の4487億円と予測しております。これは、2年連続前年比80%台となる厳しい状況ですが、本年度期初から…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 小型・軽量と配線効率化進む 産業用トランス

産業用トランスは、電源電圧を安定・変圧させる役割を持ち、機器を陰から支える重要な機器としてあらゆる産業機器に内蔵、安全性確保の重要な役割を担って堅調な市場を形成している。 経済産業省の機械統計による生産額では07年590億円、08年は設備投資抑制の影響で前年比12%減の519億円となったが、昨年後半から需要が大きく回復しており、特に高容量の大型トランスの需要が拡大している。また、特注品の受注が増加しており、各種のニーズに合わせた改良・工夫が進んでいる。 製品仕様では、トランスの小型軽量化に加え、接続方法の簡易化、ねじアップ方式、マルチタップ化などの工夫が施されている。ねじアップ式端子台を搭載し…


2010年わが社の経営戦略 営業の質的向上を図る

1昨年後半から始まった世界同時不況は日本にも大きな影響を及ぼしてきた。日本では政権が代わり、国民生活に目線が置かれているが、産業界にとっては厳しい経営環境がまだ続きそうだ。 今年の景気は良くなる材料に欠けている。多少は上向くかもしれないが、昨年後半の状態で推移する。2番底の懸念も出ている。 製造業は、数年後には海外での生産がどうなるか見通せない中で中国などアジアに生産拠点を移している。国内の民間設備絡みの業界は厳しい状況が続くと思う。 国内は産業構造の転換期の中で情報通信、鉄道、電力、ガスなどインフラ関係業界の設備投資が今年も期待できる。 当社の製品はインフラ整備に関係するのでまだ良いが、しか…


2010年わが社の経営戦略 目標の成果を出す年に

昨年は、ソレノイド部門が悪かった。収支とんとんまで持っていくために同部門のテコ入れをした。昨年の12月には、これまでソレノイドの生産を委託していた中国・上海市の日系企業を買収、100%子会社のKGS上海とした。今年の末までには、生産量を現在の5倍の月10万個とする計画である。一方、国内は、セル生産方式を導入し、小ロット、多品種の生産に特化し、より短納期への対応を強化する。 市場は、少しずつではあるが回復するとみており、新しい分野からの引き合いも出始めている。新製品の開発をも含めたこれまでの様々なテコ入れが功を奏してくるのはこれからだろう。モノづくりプロジェクトにより、徹底したモノづくりへの姿勢…


2010年わが社の経営戦略 新工場建設、進取の気性で取り組む

当社は、08年から「チャレンジ100」をテーマとした中期計画を推進中で、今年はその柱とも言うべき新工場の建設に着工し、中期計画を計画通り締めくくれるよう来年春の竣工を目指している。 当社の中心製品に成長しつつある測域センサは、ロボット分野以外でも用途開発が進み、国内外を問わず様々な共同研究も進んでいる。これに伴い出荷台数も急速に伸長している。 新工場建設は、こうした測域センサの需要増に対応することと、コストダウンを含めた効率的な生産を行う狙いがある。また、大量生産することでユーザーの求めやすい価格体系に合わせることも可能となる。 測域センサは開発から約6年が経過、現在ロボット分野を中心に安全分…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 創意工夫凝らし改革

LEDディスプレイ分野の需要が激減したため、12月決算(24期)は、これまでにない減収減益となった。特に、海外向けが大幅にダウンしたこと、円高も追打ちをかけた。需要先の大手広告代理店でも国内向けにシフトしたものの限定されたことも大きかった。半面、これまで主としてきたOEM供給、アッセブルからメーカーとしての体制に明るい材料が出始めてきた。 その中で、すでに5点は着実に動き初めており、今年は期待できる商品に育つと見ている。 これまでは全く経験のなかった理化学関係の教材が出始めた。これは高専、大学での電気関係の実験用キットで、昨年の5月頃から納品を開始し、すでに数千台は納めたが、今年も新機種を含め…


工業会年頭所感2010年 新技術が新たな需要創造

サブプライムローン問題に端を発した金融危機は、社会全体ではまだまだ大きな影響を残していますが、幸いなことに私たちの属する半導体産業は、他の産業に比べて比較的早く回復しつつあります。スマートフォンやネットブックなどの新しいアプリケーションが市場を牽引し、昨年の1~3月を底として回復軌道に転じました。 米国、日本をはじめ、社会全体に変革を望む流れがより鮮明になっています。私たちも、社会の変化を注視しながら、半導体産業が経済を回復させる大きな牽引力になるという信念と気概をもって、事業の舵取りを進めていかなくてはなりません。 現在起こっている変化の大きな流れとして、世界経済は米国中心から多極化し、新興…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 安全・安心追求へ大きな期待

自動認識機器は産業界の「安心・安全」と「品質」に対する関心の高まりの中で、着実に市場を拡大している。 製造履歴を管理するトレーサビリティ化に不可欠な自動認識機器・システムは、景気動向に関係なく投資を進める方向にある。 また、トータルコストを削減する上でも自動認識機器の活用が有効との意識も高まっている。 さらに内需型産業の医薬品、食品加工、化粧品なども比較的安定した需要が見込める 自動認識機器は、バーコードリーダー、RFID、バイオメトリクスなど用途によって使い分けがされている。 情報量を多く扱える2次元コードリーダーへの移行が加速している。 RFIDは電波法やUHF帯などの改正・開放などもあり…


2010年わが社の経営戦略 全社員の自律意識向上で飛躍

世界同時不況の影響を大きく受け、売り上げも今年度の第1四半期は前年同期に較べ減少幅が大きくなったが、第2、第3四半期になってようやく下げ止まりから回復基調になってきている。残りの第4四半期がどうなるかであるが、今の状況で行くと2010年3月期は10~15%減少しそうだ。損益分岐点を下げるべく社内のあらゆる面で見直しを行っており、何とか利益を確保したいと思っている。 しかし、こういう状況下では忙しい時に目が行き届かず気が付かなかった所まで見直すチャンスとなっている。社風改善、意識改革など色々なことが行える。全社員が一体となった危機意識が生まれてきており、いままで対岸の火事のように見ていたのが、火…


2010年わが社の経営戦略 価値高い新製品を積極投入

TURCK Japanは、お客様・パートナー販売店様・ご関係の皆様の支えで無事に新年を迎えることが出来た。厚く御礼申し上げたい。 TURCK社は、世界80カ国以上に販売拠点を持つグローバルカンパニーとして、世界中のお客様にソリューションを提供しており、日本においても同様な活動をしている。 2008年末からの世界的な経済リセッションは、世界各国の工業界に甚大な影響を与えた。当社においても日本はもとより、世界的に大幅に事業が低迷した。本格的な景気の回復は12年以降になると推測しているが、10年には希望的観測も含めて、かすかな光が見えていると感じている。 このような経済状況の中でも、研究開発費を投入…