2010年わが社の経営戦略 情報発信で市場浸透を徹底

日本経済は、米国のサブプライムローン、リーマンショックに端を発した世界同時不況の後遺症からの脱却へ取り組んでいるが、ようやく底は見えたものの、回復への道のりはまだ遠いものを感じる。 円高の進行で二番底を警戒する声も聞かれるが、新興国への輸出が伸びることが見込まれ、それが好影響を与えることを期待している。 当社の業績も上期は大変厳しく推移し、下期に入ってようやく上昇基調になってきた。一般産業向けの標準品の売り上げが落ち込む中で、社会インフラがらみの電力、鉄道車両向けの販売が貢献している。この推移でいくと2010年2月期の売り上げは、前年度比20%弱の減少になりそうだ。 来期は、08年度のベースに…


2010年わが社の経営戦略 エンパワーメント実践

昨年は厳しい市場環境により売上高は減少したが、会社全体のスキルアップを図った結果、営業利益率のアップに繋がった。このことは大きな自信に繋がっており、今年一年、何とか生き残っていく体制が構築できたと考えている。 今年の方針を表す標語では「エンパワーメントの実践」を挙げたい。エンパワーメントには「権限を与える」という意味があるが、現場の社員に与える裁量を拡大することで、顧客の要望に迅速かつ柔軟に対応して欲しいという意味を込めている。 また、こうした厳しい環境下では過去に残してきた実績だけでは通用しないだろう。個々の社員に対しては成果重視を意識のもとに置き、自己の目標を常に設定し、その目標が達成され…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 小型水力発電事業を育成

世界同時不況で半導体関連部品業界は厳しい状況が続き、当社は無借金経営を堅持する上で一時期、この分野から撤退することも考えたほどであった。しかし、昨年9月から受注が急増し、現在は土曜日を返上してフル生産が続けている。好調の原因はパソコンが売れているためである。 今年は、半導体調査によると半導体は増勢が続くと予測されており、関連部品需要も9月以降の状態を堅持しながら推移すると見ている。 半導体関連部品は1時期、中国で生産が行われてきたが、生産機械を移しても高品質の半導体関連部品が作れず、再び日本へ注文が戻ってきたことも受注好調につながっている。当社にとってプラス要素である。 ところで、一般に、今年…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 FA用途外にも市場が拡大 FAセンサ

FA用センサは、制御機器の中核をなす製品で、FA分野、非FA分野を問わずアプリケーションが拡大している。日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷統計では08年度は959億円(前年比23・6%減)と1000億円の大台を割ったが、昨年夏前頃から回復傾向を示し、8月を除き6月から10月まで前月比2桁増で推移している。 FAセンサの中でもシェアが高い光電センサは、LEDや半導体レーザーを光源にした非接触センサ。長距離検出には透過型が最適で、回帰反射型は配線工数や設置工数が半減できるメリットがある。FA分野では、超小型ヘッドで取り付けスペースが小さく微小物体も検出する光ファイバー式アンプ分離型の需要が多…


2010年わが社の経営戦略 市場開拓へ開発と生産で全力

2008年8月以降の急速な受注減少が昨年3、4月頃まで続いたが、5月頃から回復に転じ、現在のところ受注ベースで08年度比70%ぐらいのところまできている。中国の政策的景気刺激策の効果や韓国、台湾のスポット受注が5月頃から夏にかけ出始め、さらにエネルギー関連の投資も活発化している。下期に入っても半導体投資が明確に出始め受注が上がってきている。ただ、景気の二番底の心配もあり、ここに来て回復のピッチが落ちている感じがする。従って10年3月期の売り上げは前年度比80%ぐらいまで戻ればと考えている。 景気の本格的な回復は今年後半と見ている。半導体はこのまま行くだろうが、液晶は積極投資の反動が出て少し中休…


2010年わが社の経営戦略 コラボレーション推進

昨年12月期はまだ確定ではないが、売り上げが前期比5%のダウン、経常利益では若干の黒字になった。 産業界の大幅な設備投資減額に伴い、制御機器市場は半分ほどに縮小している。こうしたなか、当社が善戦できた理由は、国内では小ロット対応政策が功を奏し、また輸出が大幅に伸長した。 タイマーではカレンダータイマーが伸びたが、標準品を在庫し即納体制を敷いている。ホームページからの数個単位の注文にも即対応できるシステムを構築した結果、取扱店経由での販売にも好影響を及ぼしている。施設園芸関連は悪かったが、今年は省エネボイラーが期待できる。 今年の景気は昨年と変わらないと思う。良くなる要素がない。設備投資も引き続…


2010年わが社の経営戦略 東南アジア市場を強化

一昨年からの設備投資急減という環境の中で、昨年9月期(第49期)売り上げは自動車関連が激減したものの、そのほかの需要が比較的好調に推移した結果、全体では25%程度のマイナスで終了した。 今9月期は50期という節目に当たるので、経営環境は引き続き厳しい状況が続くと予想しているが、時代の潮流に合う会社の体制を作る。 一般に議論されているように当分、景気の著しい回復は期待できそうにない。“通常の景気"と国民が感じる状態に戻ったとしても“好景気"を実感できるには程遠いし、期待できないと思う。製造業も海外に生産を移しており、そのため、制御機器と関連深い国内設備投資は今年も抑制が続くと思っている。そうした…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 真の情報技術提供で新時代開拓

今年の世界経済は中国を中心に展開することは間違いないと見られる中で、「これからの日本の産業はどうなるのか」と問いかけて来る方が多い。私はそんな質問に対し「慌てることはありません。日本の技術の真価がどこにあるのか見失わなければ」と答えている。日本人が最も得意な分野、5000個から5万個の部品を駆使したハイブリッド技術は世界に誇れる技術である。ECO技術、自動車、半導体製造装置、液晶製造ラインの搬送技術、新幹線など鉄道技術、原子力発電所建設、MEMS技術など世界で戦える技術はいくらでもある。ハードウェアに付加価値がなくなった現在、不可能を可能にする知恵と研究心はもちろん、今の日本人に最も求められる…


工業会年頭所感2010年 環境と成長の両立へ

年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 2008年9月のリーマン・ショックに端を発した金融危機による世界同時不況は、09年もなお世界経済に暗い影を落とし続けました。日本のエコポイント制度や中国の家電下郷といった政策支援によって部分的には明るい兆しも見えておりますが、回復の足取りは弱く先行きは依然として不透明です。 09年の電子情報産業の世界生産は、約190兆円、前年比15%減と2年連続で前年を下回る結果となりました。需要の減少や為替動向の影響による企業業績の悪化は、設備投資や雇用環境、個人消費の低迷へと繋がりました。 こうした厳しい状況の中、日本のIT・エレクトロニクス産業が、海外企…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 手軽な計数制御で根強い需要

タイマは、入力信号が入ってからあらかじめ定められた時間に出力信号を出す制御機器。時間要素を持ちセットされた時間経過後に動作する。産業用タイマの市場規模は約40億円と推定される。 アナログタイマは、簡単なダイヤル設定で時間制御が手軽にできる。デジタルタイマは、高精度な動作時間設定が可能。デジタルスイッチで時間セットも容易で、経過時間のデジタル表示も可能。モータタイマは、短時間から長時間まで簡単にダイヤル設定できる。電圧変動、温度変化の影響を受けず、可動指針により時間経過の読み取りも可能。 時間固定タイマは、入力回路に所定の入力を加えた時点からセット時間経過後に出力を出すオンディレー動作、入力をオ…