2010年わが社の経営戦略 攻守のバランスとり飛躍

今年は、3カ年中期経営計画「2010作戦」の最終年となる。一昨年秋からの急速かつ世界規模での景気減速で、昨年9月期の決算は大幅な減産、減収減益となった。中期経営計画も、本年は計画初年度の受注売り上げへ戻すことを目標に掲げた。 昨年秋口から受注に回復が見られ、10~12月期は前年同期比17%の受注増となった。結果、受注残が4・5カ月と急増し、当社の平均値3カ月強を大きく上回っている。 このような状況の中で新年を迎えることができた。世の中では二番底という声も聞こえ、当社を取り巻く環境は厳しいものと覚悟をしている。 増加を始めた受注案件は、かつてとは異なる様相が見える。昨年、低迷に苦しんだ電子コンポ…


2010年わが社の経営戦略 きめ細かな営業展開

景気は世界経済の問題であるが、世の中を見ると人々が覇気を失っていると思う。昨年は景気がこれほど急速に悪化するとは想像外であった。特に製造業での落ち込みが激しく、トランス市場も大きく縮小してしまった。今年は二番底が来るとまでいわれるが、個人的にはそうは思わない。昨年より景気は多少上向くが、しかし市場を取り合う販売競争がより一層激しくなるのは容易に予想できる。 そこで弊社は昨年、人員を増やし営業部を強化した。これは、この不況でトランス市場も縮小するなかでシェア拡大を図るため、こまめに訪問しお客様のニーズを的確に捉え受注につなげる営業体制を整えることに他ならない。同時に、設計・計画時にお役立て頂くた…


2010年わが社の経営戦略 新規格への相談件数増加

昨年の後半の3カ月(10~12月)は、受注金額がわずかながら増えてきたものの、1年間を通してみると計画をやや下回った。その中で、新規格防爆取得相談の件数は増加しており、底は脱したのではないか、とも見ている。これまでのケーブルグランドでの新規格取得での実績が着実に評価を得てきつつある。 常に、産業安全研究所主催の防爆講習会には、技術者が参加して、持ち帰った注意点などをもとに社内で勉強会を開き、新製品開発に活かしてきた。ユーザーの要求する仕様に合わせた安全、安価でコンパクトな製品開発を目指している。 そのための豊富な技術資料も取り揃え、ユーザーへの対応もよりスムーズにできる万全な体制を整えた。 今…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 環境対応で車載リレーに期待 リレー

リレーは、電気信号を受け、機械的な動きに変換する電磁石と電気を開閉するスイッチで構成されており、電気を使用する機械・装置ほとんどに使用されている。 リレー市場は、日本電気制御機器工業会(NECA)の統計では、08年度1205億円(前年比17・7%減)、09年上期は産業界全般による景況悪化により424億円(同39・1%減)と厳しい状況となっている。 制御用リレーには有接点リレー、無接点リレー、ハイブリッドリレーなどがあり、制御盤用リレーはシーケンス制御や、直接負荷開閉できるタイプなど種類が豊富である。機器内蔵用リレーは、高容量・高耐圧の多極パワーリレーなどがあり、コンプレッサやヒータ、モータの特…


2010年わが社の経営戦略 高効率モータとのセット販売推進

2008年下期から落ち込んだ受注であるが、現在は金額では08年上期実績に限りなく近い状態に戻っており、台数ベースでは超えている。特に中国市場が好調で、一昨年のピーク時を超える勢いである。欧州も底を脱しており、米国も環境・省エネ対応のグリーンニューディール政策もあり意外に悪くない。今後、中国の春節中の停滞が懸念されるものの、下期の動きから見て09年度の売り上げ額は08年度まで戻らないが、受注額は戻るものと見ている。 10年度の景気見通しは現状、まだよく分からないが、二番底はなく、だらだらとした踊り場が続くものと思われる。 こうした中で、製品的には小型機械向けに、センサーレスで位置決め精度プラス …


2010年わが社の経営戦略 情報発信で市場浸透を徹底

日本経済は、米国のサブプライムローン、リーマンショックに端を発した世界同時不況の後遺症からの脱却へ取り組んでいるが、ようやく底は見えたものの、回復への道のりはまだ遠いものを感じる。 円高の進行で二番底を警戒する声も聞かれるが、新興国への輸出が伸びることが見込まれ、それが好影響を与えることを期待している。 当社の業績も上期は大変厳しく推移し、下期に入ってようやく上昇基調になってきた。一般産業向けの標準品の売り上げが落ち込む中で、社会インフラがらみの電力、鉄道車両向けの販売が貢献している。この推移でいくと2010年2月期の売り上げは、前年度比20%弱の減少になりそうだ。 来期は、08年度のベースに…


2010年わが社の経営戦略 エンパワーメント実践

昨年は厳しい市場環境により売上高は減少したが、会社全体のスキルアップを図った結果、営業利益率のアップに繋がった。このことは大きな自信に繋がっており、今年一年、何とか生き残っていく体制が構築できたと考えている。 今年の方針を表す標語では「エンパワーメントの実践」を挙げたい。エンパワーメントには「権限を与える」という意味があるが、現場の社員に与える裁量を拡大することで、顧客の要望に迅速かつ柔軟に対応して欲しいという意味を込めている。 また、こうした厳しい環境下では過去に残してきた実績だけでは通用しないだろう。個々の社員に対しては成果重視を意識のもとに置き、自己の目標を常に設定し、その目標が達成され…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 小型水力発電事業を育成

世界同時不況で半導体関連部品業界は厳しい状況が続き、当社は無借金経営を堅持する上で一時期、この分野から撤退することも考えたほどであった。しかし、昨年9月から受注が急増し、現在は土曜日を返上してフル生産が続けている。好調の原因はパソコンが売れているためである。 今年は、半導体調査によると半導体は増勢が続くと予測されており、関連部品需要も9月以降の状態を堅持しながら推移すると見ている。 半導体関連部品は1時期、中国で生産が行われてきたが、生産機械を移しても高品質の半導体関連部品が作れず、再び日本へ注文が戻ってきたことも受注好調につながっている。当社にとってプラス要素である。 ところで、一般に、今年…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 FA用途外にも市場が拡大 FAセンサ

FA用センサは、制御機器の中核をなす製品で、FA分野、非FA分野を問わずアプリケーションが拡大している。日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷統計では08年度は959億円(前年比23・6%減)と1000億円の大台を割ったが、昨年夏前頃から回復傾向を示し、8月を除き6月から10月まで前月比2桁増で推移している。 FAセンサの中でもシェアが高い光電センサは、LEDや半導体レーザーを光源にした非接触センサ。長距離検出には透過型が最適で、回帰反射型は配線工数や設置工数が半減できるメリットがある。FA分野では、超小型ヘッドで取り付けスペースが小さく微小物体も検出する光ファイバー式アンプ分離型の需要が多…


2010年わが社の経営戦略 市場開拓へ開発と生産で全力

2008年8月以降の急速な受注減少が昨年3、4月頃まで続いたが、5月頃から回復に転じ、現在のところ受注ベースで08年度比70%ぐらいのところまできている。中国の政策的景気刺激策の効果や韓国、台湾のスポット受注が5月頃から夏にかけ出始め、さらにエネルギー関連の投資も活発化している。下期に入っても半導体投資が明確に出始め受注が上がってきている。ただ、景気の二番底の心配もあり、ここに来て回復のピッチが落ちている感じがする。従って10年3月期の売り上げは前年度比80%ぐらいまで戻ればと考えている。 景気の本格的な回復は今年後半と見ている。半導体はこのまま行くだろうが、液晶は積極投資の反動が出て少し中休…