2010年わが社の経営戦略 第4の事業育成目指す

09年度上期は、昨年からの急激な景気後退により、厳しい状況で推移し、連結ベースで7期ぶりの赤字となったが、7月頃からは回復の兆しが見えており、8月には収支は黒字基調に転じている。 売上高は前年度比26%減から、通期は13%減程度まで減少幅が縮まる見込みで、純利益も何とか計上したいと思っている。 好材料として、当社は自動車関係のウエイトが少なく、新聞印刷用制御装置、デジタル放送業界向けの耐雷変圧器なども好調に推移した。さらに、中国の子会社、南京華洋電気が昨年3月から現地でのエレベータマルチビームセンサの販売を開始した。従来、日本から輸出していたものを、現地で生産販売できるようになり、輸送費などの…


2010年わが社の経営戦略 「生き残り」と「挑戦」

未曽有の不況が本格回復するまで5年はかかるといわれる中では、まず生き残るのが第一条件である。 今年は「生き残り」と「挑戦」の1年と位置付け諸策に取り組んでいく。昨年を漢字1字で表すと「新」だそうだが、当社は「進」を掲げ今年を乗り切る。前に向かって進み、常に動いていることを社員が実感できるようにしたい。 好きな言葉である当社の社是「誠心」は、相手を気遣う心も必要であると説いている。一緒に働いて一緒に会社を守る。それが社内一丸となれる大きな要素であり、その社風を大切にして事業を展開する。 昨年12月に演算カウンターADMCシリーズを発売したが、引き合いが出始めた。今年も技術力を高めてカウンター、タ…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 国内事業強化でシェア拡大

昨年11月くらいから、欧州向けへの受注が回復しており、今年は年明けから良い影響がでて来るのではないかと期待している。今期は15%以上の成長を目指す。 今年の市場動向も予想しにくいが、当面は市場の状況を見ながら弾力的な経営を行っていきたい。投資や製品開発などは状況に応じ臨機応変に対応し、厳しい時は先送りするケースもあるだろう。 国内の市場は、光電センサや画像センサはまだベースは小さいものの、落ち込みは少なく健闘しているといえる。光電センサは前年比約20%減少しているが、画像センサは逆に少し伸長している。特に3品分野向けは堅調に推移しており、底堅さを感じている。 こうしたこともあり、今年は特に国内…


工業会年頭所感2010年 3つの「S」で制御業界の発展に貢献

新年あけましておめでとうございます。 昨年の経済状況は、一昨年の金融危機に端を発した影響により前半は引き続き急激な減速に見舞われましたが、先進国のエコカー減税やエコポイントなどの景気刺激策で当面の危機回避が図られ、初夏を迎えるころにようやく底打ちの兆しが見え始めました。 当工業会でも、2009年度10月の実績は、08年度12月以来、10カ月ぶりに400億円を超え、前年同月比も70%台と下げ幅を縮小し、回復傾向を鮮明にしてきました。このような状況により当工業会の09年度出荷額は、前年比80・9%の4487億円と予測しております。これは、2年連続前年比80%台となる厳しい状況ですが、本年度期初から…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 小型・軽量と配線効率化進む 産業用トランス

産業用トランスは、電源電圧を安定・変圧させる役割を持ち、機器を陰から支える重要な機器としてあらゆる産業機器に内蔵、安全性確保の重要な役割を担って堅調な市場を形成している。 経済産業省の機械統計による生産額では07年590億円、08年は設備投資抑制の影響で前年比12%減の519億円となったが、昨年後半から需要が大きく回復しており、特に高容量の大型トランスの需要が拡大している。また、特注品の受注が増加しており、各種のニーズに合わせた改良・工夫が進んでいる。 製品仕様では、トランスの小型軽量化に加え、接続方法の簡易化、ねじアップ方式、マルチタップ化などの工夫が施されている。ねじアップ式端子台を搭載し…


2010年わが社の経営戦略 営業の質的向上を図る

1昨年後半から始まった世界同時不況は日本にも大きな影響を及ぼしてきた。日本では政権が代わり、国民生活に目線が置かれているが、産業界にとっては厳しい経営環境がまだ続きそうだ。 今年の景気は良くなる材料に欠けている。多少は上向くかもしれないが、昨年後半の状態で推移する。2番底の懸念も出ている。 製造業は、数年後には海外での生産がどうなるか見通せない中で中国などアジアに生産拠点を移している。国内の民間設備絡みの業界は厳しい状況が続くと思う。 国内は産業構造の転換期の中で情報通信、鉄道、電力、ガスなどインフラ関係業界の設備投資が今年も期待できる。 当社の製品はインフラ整備に関係するのでまだ良いが、しか…


2010年わが社の経営戦略 目標の成果を出す年に

昨年は、ソレノイド部門が悪かった。収支とんとんまで持っていくために同部門のテコ入れをした。昨年の12月には、これまでソレノイドの生産を委託していた中国・上海市の日系企業を買収、100%子会社のKGS上海とした。今年の末までには、生産量を現在の5倍の月10万個とする計画である。一方、国内は、セル生産方式を導入し、小ロット、多品種の生産に特化し、より短納期への対応を強化する。 市場は、少しずつではあるが回復するとみており、新しい分野からの引き合いも出始めている。新製品の開発をも含めたこれまでの様々なテコ入れが功を奏してくるのはこれからだろう。モノづくりプロジェクトにより、徹底したモノづくりへの姿勢…


2010年わが社の経営戦略 新工場建設、進取の気性で取り組む

当社は、08年から「チャレンジ100」をテーマとした中期計画を推進中で、今年はその柱とも言うべき新工場の建設に着工し、中期計画を計画通り締めくくれるよう来年春の竣工を目指している。 当社の中心製品に成長しつつある測域センサは、ロボット分野以外でも用途開発が進み、国内外を問わず様々な共同研究も進んでいる。これに伴い出荷台数も急速に伸長している。 新工場建設は、こうした測域センサの需要増に対応することと、コストダウンを含めた効率的な生産を行う狙いがある。また、大量生産することでユーザーの求めやすい価格体系に合わせることも可能となる。 測域センサは開発から約6年が経過、現在ロボット分野を中心に安全分…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 創意工夫凝らし改革

LEDディスプレイ分野の需要が激減したため、12月決算(24期)は、これまでにない減収減益となった。特に、海外向けが大幅にダウンしたこと、円高も追打ちをかけた。需要先の大手広告代理店でも国内向けにシフトしたものの限定されたことも大きかった。半面、これまで主としてきたOEM供給、アッセブルからメーカーとしての体制に明るい材料が出始めてきた。 その中で、すでに5点は着実に動き初めており、今年は期待できる商品に育つと見ている。 これまでは全く経験のなかった理化学関係の教材が出始めた。これは高専、大学での電気関係の実験用キットで、昨年の5月頃から納品を開始し、すでに数千台は納めたが、今年も新機種を含め…


工業会年頭所感2010年 新技術が新たな需要創造

サブプライムローン問題に端を発した金融危機は、社会全体ではまだまだ大きな影響を残していますが、幸いなことに私たちの属する半導体産業は、他の産業に比べて比較的早く回復しつつあります。スマートフォンやネットブックなどの新しいアプリケーションが市場を牽引し、昨年の1~3月を底として回復軌道に転じました。 米国、日本をはじめ、社会全体に変革を望む流れがより鮮明になっています。私たちも、社会の変化を注視しながら、半導体産業が経済を回復させる大きな牽引力になるという信念と気概をもって、事業の舵取りを進めていかなくてはなりません。 現在起こっている変化の大きな流れとして、世界経済は米国中心から多極化し、新興…