2010年わが社の経営戦略 冷静な市場分析で安定経営

車載用リレーをメインにしている当社にとってこの1年間で様相は大きく変わった。1年前の米国の経済変調は米国の自動車産業だけでなく、世界のあらゆる産業に大きな影響を与えたが、とりわけ、ものづくり関連は過剰な生産設備を抱えているところが多く、設備投資の停滞を招いている。当社も2009年2月頃は、ピーク時の40%を切るほどまで生産水準が低下し、在庫調整にも苦しんだ。ところが4月頃からV字とも言えるペースで受注が持ち直し、今ではピーク時の生産を上回る月産1500万個に達している。これは車の生産台数から考えても異常な数量で、まさにバブルの状況と言える。余りにも在庫調整をし過ぎた反動であるが、実際の需要はこ…


2010年わが社の経営戦略 危機感を持って攻勢へ

昨年は厳しい状況の中で社内改革の良い機会と捉え意識改革、経費削減、新製品開発などに取り組んできた結果、新しい時代の製品を造る土壌が出来てきた。 今年は、当社にとって40期(11月決算)という節目に当たる。景気の2番底が懸念されるが、受注が回復してきており、過去の売り上げの70~80%に戻れば良い。今年は経営者の目線で「業績を回復するか下降は潰す、その覚悟で臨む」ような危機感を持って仕事に励む意識改革をしてもらう。そうしないと殿様商売から抜け出せず社会から取り残される。また、売り上げでは昨年発売した新製品が貢献しよう。 昨年から意識改革に向けての対策を講じてきた。 ITを、社内コミュニケーション…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 新技術で新時代を備え

悪夢のような2009年が終わり、新年を迎えた。今回の不況から2つの課題が見えてきた。 一つは不況そのものだが、実態にそぐわないもう一つの経済があり、それが人々を悩ますということ。もう一つは中国など新興国の台頭である。 2つ目の課題についてのみ考察してみることにする。東西の壁の崩壊、天安門の事件から20年、世界に平和が訪れたことはすばらしい。しかし、今度はグローバルになった世界で新しい課題が明らかになった。依然として地域間格差があり、その傾斜が急な分だけ激しい変化で世界経済に襲いかかろうとしている。 嘗て日本もそうだったように、オリンピックを境に開催国は先進工業国に仲間入りした。2008年には北…


工業会年頭所感2010年 環境とエネルギーで取り組み強化

新年、あけましておめでとうございます。 皆様方と共にこうして新年を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げたいと思います。 平素より、会員ならびに関係省庁・関係団体の皆様方には、当工業会に格別のご支援とご厚情を賜り、誠にありがとうございます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 2010年の年頭にあたり所感の一端を申し上げ、新年のご挨拶に代えさせて頂きたいと存じます。 昨年は、世界の様々な国・地域で色々な出来事や変化が起きた年でした。特に、皆様ご承知のとおり、経済の面においては、リーマンショックを契機に100年に一度と言われる世界同時不況に見舞われ、わが国経済も、例外なく極めて深刻な事態…


Fa関連機器の最新製品・技術動向 機能性・デザイン性を両立 操作用スイッチ

操作用スイッチは、機械・装置のインタフェイスを担う主要機器である。日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷統計では、08年度338億円(前期比21・7%減)、09年度は上期113億円(同43・5%減)と厳しい数字で推移したが、秋口から需要が上向いており、下期は上期より上乗せした数字で推移している。 操作用スイッチは、工作機械やロボット、自動車製造分野など産業分野のほか、アミューズメント機器や放送機器、セキュリティ機器など幅広い分野で使用されている。 種類は押しボタン、照光式押しボタン、セレクト、カム、ロータリー、トグル、デジタル、DIP、シーソー、多方向、タクティル、スライドなど多種多様である…


2010年わが社の経営戦略 開発と営業一体でさらに飛躍

2009年7月期の売り上げは前期比約20%増となった。日頃から顧客のニーズを聞きながら迅速な開発・生産体制で取り組んできた成果が、この厳しい市場下にあっても売り上げとして着実に成果に繋がっている。特に、昨年10月頃からは月ベースで1億3000万円前後に達して急速に拡大している。パチンコ向けや高齢者向けの操作スイッチをはじめとして、当社のスイッチ技術とアイデアが顧客から評価されていると言える。 中でも07年から販売している商品展示用フックにLEDを内蔵した「LEDアラームフック」は大ヒット中だ。このスイッチはフックに通常は商品がぶら下がっていることから無点灯であるが、商品がなくなると軽くなること…


2010年わが社の経営戦略 第4の事業育成目指す

09年度上期は、昨年からの急激な景気後退により、厳しい状況で推移し、連結ベースで7期ぶりの赤字となったが、7月頃からは回復の兆しが見えており、8月には収支は黒字基調に転じている。 売上高は前年度比26%減から、通期は13%減程度まで減少幅が縮まる見込みで、純利益も何とか計上したいと思っている。 好材料として、当社は自動車関係のウエイトが少なく、新聞印刷用制御装置、デジタル放送業界向けの耐雷変圧器なども好調に推移した。さらに、中国の子会社、南京華洋電気が昨年3月から現地でのエレベータマルチビームセンサの販売を開始した。従来、日本から輸出していたものを、現地で生産販売できるようになり、輸送費などの…


2010年わが社の経営戦略 「生き残り」と「挑戦」

未曽有の不況が本格回復するまで5年はかかるといわれる中では、まず生き残るのが第一条件である。 今年は「生き残り」と「挑戦」の1年と位置付け諸策に取り組んでいく。昨年を漢字1字で表すと「新」だそうだが、当社は「進」を掲げ今年を乗り切る。前に向かって進み、常に動いていることを社員が実感できるようにしたい。 好きな言葉である当社の社是「誠心」は、相手を気遣う心も必要であると説いている。一緒に働いて一緒に会社を守る。それが社内一丸となれる大きな要素であり、その社風を大切にして事業を展開する。 昨年12月に演算カウンターADMCシリーズを発売したが、引き合いが出始めた。今年も技術力を高めてカウンター、タ…


2010年わが社の経営戦略 躍進するFA・制御機器メーカー 国内事業強化でシェア拡大

昨年11月くらいから、欧州向けへの受注が回復しており、今年は年明けから良い影響がでて来るのではないかと期待している。今期は15%以上の成長を目指す。 今年の市場動向も予想しにくいが、当面は市場の状況を見ながら弾力的な経営を行っていきたい。投資や製品開発などは状況に応じ臨機応変に対応し、厳しい時は先送りするケースもあるだろう。 国内の市場は、光電センサや画像センサはまだベースは小さいものの、落ち込みは少なく健闘しているといえる。光電センサは前年比約20%減少しているが、画像センサは逆に少し伸長している。特に3品分野向けは堅調に推移しており、底堅さを感じている。 こうしたこともあり、今年は特に国内…


工業会年頭所感2010年 3つの「S」で制御業界の発展に貢献

新年あけましておめでとうございます。 昨年の経済状況は、一昨年の金融危機に端を発した影響により前半は引き続き急激な減速に見舞われましたが、先進国のエコカー減税やエコポイントなどの景気刺激策で当面の危機回避が図られ、初夏を迎えるころにようやく底打ちの兆しが見え始めました。 当工業会でも、2009年度10月の実績は、08年度12月以来、10カ月ぶりに400億円を超え、前年同月比も70%台と下げ幅を縮小し、回復傾向を鮮明にしてきました。このような状況により当工業会の09年度出荷額は、前年比80・9%の4487億円と予測しております。これは、2年連続前年比80%台となる厳しい状況ですが、本年度期初から…