令和の販売員心得 黒川想介 (14)

「究極の売り方」などはない 販売員が自ら発見するもの これが究極の売り方だ、なんていう売り方は機器部品の営業にはあり得ない。平成期の中頃に、そのような売り方があると錯覚した営業人がいても不思議ではなかった。機器部品の売り方は、一般の営業とは多少違った特色を持っているからそのような発想が生まれた。日本の製造業が成長拡大した昭和期は、とにかく先へ先へと駒を進めた。そのために製造設備やラインは粗削りのまま急造される状況だった。 平成期には超円高が引き金となって、国内での生産拡大は止まった。この時期に今まで粗削りのまま急造してきた設備やラインがじっくり見直された。現場ではFA技術に磨きをかけて、品質向…

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基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (35)

購買業務について回る不正行為③ ~中国工場の不正行為事例~ 「不正許さぬ」徹底したポリシー ②発注先の決定 これについても購入価格の決定と同じように部品や材料、一定以上の金額の金型や設備などの発注先決裁者は、原則として経営トップである総経理または工場長とすること。 発注先に関して、工場技術部門や生産部門から「この業者でないとこちらの要求に応えられないから、ここに発注するように」などと発注先の指定があった場合は要注意です。 技術的な問題で他の業者からは購入できないこともあるとは思いますが、それを理由として業者と癒着しているケースもあります。   事例3 治工具などは納入され検収が完了し…