垂直統合が生きる分野

ここ数年、オープンイノベーションや企業同士のコラボレーションが賑わい、「共創」がトレンドとなっている。 自らのできない部分、苦手な部分を、それを得意とし、専門にやっている企業と一緒にやることで、より早く、スピーディーにアウトプットを出していこうというもので、それ自体はとても素晴らしく、有効だと思うが、ここでは敢えて逆張りの「自ら何でもやる」ことを礼賛してみる。   先日、ある製品についてメーカーで話を聞き、そのこだわりに感心した。ハードウエアはもちろんのこと、OSやアプリケーションといったソフトウエア領域まで自社開発。もちろんOSS(オープンソースソフトウエア)を使い、まったくのイチ…

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機械受注の底は近い

2019年は製造業各社にとっては厳しい状況が続く。人手不足や自動化に対する関心は高いものの、工作機械や半導体製造装置、産業用ロボット等の市況がなかなか回復してこない。 人に会って景気を尋ねるたび「今年は厳しいね」との回答ばかり。そんなあいさつが定番化してきているのが怖かったりもする。 実際のところ、回復はどのあたりになるのだろうか。   いくつかのヒントがある。三井住友DSアセットマネジメントがまとめたマーケットレポート「『工作機械受注』はいまが底か?」では「底は近い」と結論づけている。 いわく、6月の工作機械の受注金額が下限と見られていた1000億円を割り込んだこと、過去の受注調整…