- 2015年4月22日
不連続戦線に異状なし 黒川想介 (20)
課題解決営業と称して、顧客の課題を何とか引き出して、そこにテーマを見つけようとする営業が流行ったことがあった。現在でもその名残りが散見される。いきなり、課題はありませんかと聞く営業マンはいないと思うが、もしそのような聞き方をする営業がいたら、はなはだ […]
課題解決営業と称して、顧客の課題を何とか引き出して、そこにテーマを見つけようとする営業が流行ったことがあった。現在でもその名残りが散見される。いきなり、課題はありませんかと聞く営業マンはいないと思うが、もしそのような聞き方をする営業がいたら、はなはだ […]
営業マンが苦労の末に売り上げという果実をもぎ取るまでには、数々のプロセスがある。見込み客の場合は、相手との関係づくりから入らなければならないからやっかいだ。相手が必要としているものにたまたま当たれば、必要な事物を介して関係づくりまでもっていける。必要 […]
かつては漢字の社名の会社が多かった。最近では圧倒的にカタカナを社名にする会社が多くなっている。漢字で社名を表していた時代には社名を見て、何をつくっているか、だいたいの予想がついた。しかし、最近のカタカナの社名からは何をしている会社か、何をつくっている […]
エレクトロニクスの総合見本市が中国・上海の上海新国際見本市会場で18日から3日間開催された。Electronica China、produvtronicaChina、LASERworldofPHOTONICSCHINA、SEMICONChina、FP […]
販売員にとって、見込み客を探して飛び回っている時は疲れる上に精神的につらい時間である。しかし商談にたどりつき、打ち合わせが開始された時は疲れは吹っ飛び、うれしい時間となる。日本の産業が十分な生産力を備えるまでの成長期には、販売員にとって上記のつらい時 […]
情報は、営業の武器になることを販売員は知っている。だから顧客や見込み客を訪問する際にどんな情報を持って行ったらいいか考える。多くの販売員は、武器として使う情報を自分達が扱っている商品や立派な会社案内だと思って営業活動してきた。ベテラン販売員は初回から […]
勝負には「攻め」と「守り」の二つの形式があることを考察してきた。戦いの攻防に打ち勝って領土を増やすことが最終的な勝利である。現代の企業間の戦いも同様に、市場における攻防に打ち勝って、より多くの顧客を獲得することが勝利につながっていくのである。 これま […]
勝負には「攻め」と「守り」という形式がある。勝負に勝つためには守っているだけでは勝てない。しかし一方的に攻めているだけでも最終的な勝利を得ることはできない。攻めと守りの絶妙な組み合わせが必要である。19世紀にナポレオンと戦って、連戦連敗した後に最終的 […]
最近になって、国内の営業が売り上げを伸ばすには、顧客を増やさなければならないことに多くの会社が気づいてきた。それまでも、産業用電気や電子部品を販売する会社では、ユーザーやセットメーカーである顧客の売り上げがスローダウンしていることに気づいていて、その […]
販売員は、顧客が提示する案件という形の商談テーマをかき集めたり、競合商品を見つけて商談テーマ化する営業活動を主力としているが、今や古い体質になりつつあると言っても過言ではない。成熟社会を実現している日本が、経済的にも政治的にも構造を変えていかなければ […]
ラジオやテレビのトーク番組を見たり聞いたりしていると、取材する側のインタビュアーは視聴者の聞きたいことを聞いてくれるものだと感心させられる。また切れ目なく、よどみなく質問し、視聴者を飽きさせないのはさすがだ。インタビューの名人と言われる人は視聴者が何 […]
世の中には、もっと早く知っていれば良かったということにたびたび出合う。災害のような偶発的に起こることや秘密にされていること以外には、知ろうとすれば大半のことは知ることができる時代になった。だからこそ色々なことに関心を持って知ろうとすれば、もっと早く知 […]
電気部品やコンポメーカーの商品カタログは、どのメーカーのカタログも分厚くて重い。それほどに商品の機種が多いということだろう。商品の種類の割に機種が多いのには驚く。競争に勝つために機能向上を目指した製品メーカーは製品設計や製造のやり方で努力を重ねてきた […]
ひと昔前にお客様と言えば取引している会社を指し、お客様の数と言えば取引している会社の口座数であった。社会が成熟度を増すに従って複雑多岐化してくると、業界を取り巻く環境も入り組んできて単純に一方向から見るだけではとらえきれなくなっている。お客様と言って […]
司馬遼太郎著『坂の上の雲』が2009年から11年まで足掛け3年にわたってテレビドラマの特別番組で放映された。明治維新で活躍した元老達が明治という近代国家の枠組みをつくり、20代の若者達が明治という近代国家づくりに邁進していく風景は現代の日本人に郷愁を […]
新しい顧客の開拓がむずかしい。顧客開拓で成果が出ない、と販売員の嘆く声が聞こえる。狙いをつけて訪問しても担当の人に会うことはできない。受付のような部署でことわられるケースが多い。どうやれば中に入って、担当の人に会わせてもらえるか分からない。ようやく会 […]
顧客ありきで営業活動しているルート営業の販売員は担当顧客に向かって、何か良い案件はありませんかと聞く。まだ取引のない見込み客と面会する時には、自社の特徴や扱い商品のアピールをしながら何か売れる物はないかと探りを入れる。 良い案件がないか、何か売れる物 […]
IT技術の急速な発展によって、便利な情報社会になった。世界のコンピュータには膨大な情報量が格納されている。オープンになっている情報はインターネットで結ばれた情報網で簡単に入手できる。しかし世界中のオープンになっている情報がいかに膨大でも、販売員にとっ […]
営業職は経験がものを言う世界であることは間違いない。したがって販売員を評価する時に営業経験年数はひとつの目安となる。経験年数が長くなれば業界知識が増えて有利になる。これは他の職業にも同じことが言える。少し違う点は、営業は人間関係の濃いビジネスという点 […]
学生の時代に新学期が始まって知らない他人同士が一堂に会すると、まず隣の人に、どちらともなく声をかける。声をかけた方が相手のことを聞く。高校生だったら、自分の名前を名乗って、相手にどこの中学出身か、などと聞く。大学生だったら、どこの町や県出身か、などと […]