協働ロボット市場 30年、世界で10万台超 出荷金額2230億円に拡大へ

 急速に需要が広がる協働ロボット市場について、矢野経済研究所は2030年に世界で10万2378台、出荷金額2230億8200万円まで拡大すると予測している。

 協働ロボットは設置や運転が簡単で、レイアウトの再編など柔軟に使え、ネジ締めや研磨など軽量ワークのハンドリングや力制御による精密作業を担っている。産業用ロボットとは用途や設置箇所が異なり、相互補完する形でお互いに普及が進んでいる。

 同社によると、2019年の協働ロボットの世界市場は、出荷台数2万8969台、出荷金額は1000億7800万円だったが、20年は米中貿易摩擦やコロナ禍が影響して、台数は87.9%の2万5474台、出荷金額は同89.7%の898億1300万円に減少すると見込んでいる。それでも21年下期以降はコロナ禍の収束と設備投資の回復を受けて復調し、30年まで右肩上がりで拡大していくと見ている。

 特に主要メーカーも参入し、価格も30年には20年比で30%前後まで下がると見ている。

 また製造業以外にもサービス業など導入分野も広がりを見せており、そのあたりも追い風になりそうだ。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG