【各社トップが語る2021】ヒルシャー・ジャパン「産業用ラズパイに期待大」伊藤和仁 代表取締役

ヒルシャー・ジャパン 伊藤和仁 代表取締役

 

2020年12月期の売り上げは微増となり、前年実績をキープした。コロナ禍で厳しいなか、産業用通信インターフェース、組込み、開発環境、ソリューションなど、継続して取り組んできたことが活きた。当社のグローバルもコロナ禍で健闘はした方だ。21年は不透明でまだ予測がつかない。半導体業界が良くなっているのは好材料で、5Gも当社の製品が使われているので期待はできる。それでも、今ある製品をきっちりお客様に伝えていくことが第一であり、そこに注力する。

産業用ラズベリーパイ「netPI」が順調で、新規客への販売が増えている。ラズベリーパイは安価で色々と試すことができ、以前から産業用に使ってみたいという声は多かったが、コンシューマ向け製品だったため性能や供給体制が整備されていなかった。そこで3年前に産業用として「netPI」を発売し、一昨年に技適をとって国内の本格展開を始めた。専任の担当者も揃えて販売代理店やオンラインセミナー等で取り上げたところ、多くの新規顧客を獲得し好評を得た。今年も注力製品として強化していく。

また産業用IoT向けの組込み製品として、ASIC「netX90」とnetX90を載せた組込みモジュール「netRAPID90」が立ち上がってきた。netX90は、あらゆる産業用ネットワークに対応した小型のマルチプロトコルSoCで、さらに広げるために確実に紹介していく。コロナ禍で対面営業が難しくなるなか、製品を紹介するツールとしてユーチューブを活用している。製品紹介の動画を日本語化して分かりやすくし、見てもらう工夫をしている。

21年も新規投入する産業用IoT製品を含め、当社知見を活かしたIOT製品の市場開拓が重要で、ユーチューブやホームページ等での情報発信を強化し、特に産業用ラズベリーパイとnetX90の提案を更に強化していく。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG