【各社トップが語る2021】ピーアンドエフ「センサと防爆でDX推進」太田階子 代表取締役社長

ピーアンドエフ 太田階子 代表取締役社長

 

未だかつて無い大きな試練に世界中が直面した2020年であったが、コロナ禍は新年を迎えても収束の気配を見せていない。当社もビジネスへの影響を最小限に抑えるべく、サプライチェーンを注意深く監視し、部材や配送ルート、人材の確保に努めながら、生産から顧客への配送まで、ドイツ本社をはじめ、海外全拠点で万全の体制で臨んでいる。

テレワークでのコミュニケーション、顧客への営業訪問も制限される中で、20年は予想していたよりコロナの影響を受けない業績を達成できた。1年間で10人の社員を増員し、体制強化に努めたこともあり、防爆機器、工業用センサの主力事業は共に前年を上回り、10%を超える売上増となった。また、新製品の市場投入も、ファクトリーオートメーション部門では、大阪に新たな拠点を設置し、ショールームとラボが21年前半には完成予定で、顧客毎のニーズに応じた的確なソリューションを提供する体制を整えている。 

昨年リリースした4レイヤのレーザスキャナR2300も、機能面の独自性と共に価格競争力を持つ主力製品として、顧客要件に応えたインターフェースを開発提案しており、十分手応えを感じている。OPC-UA対応のIO-Linkマスタも今後の主力製品となりそうだ。
 
また、プロセスオートメーションの防爆機器は、特に好調が続いている。主力の本質安全防爆バリアに加え、プラント内のDX推進、スマート保安に貢献する防爆タブレットや防爆スマートフォンが国内の防爆認証や電波法認証を完了し、多くの問い合わせをいただいており、21年の主力製品として拡販注力していく。さらに、ウエアラブルデバイスも検定取得準備を進めて、DX時代に貢献する各種製品を投入し、顧客のニーズに応えていきたい。

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