【各社トップが語る2021】シーメンス「日本製造業のDXを牽引」堀田邦彦 代表取締役社長兼CEO

シーメンス 堀田邦彦 代表取締役社長兼CEO

 

2020年はソフトウエア・ハードウエアともに二桁成長で絶好調だった。お客様は先進的プロジェクトへの投資に積極的で、PLMとERPの連携など手を緩めることなく投資を継続している。また長くソリューションを利用していきたいというお客様も多く、長期のサブスクリプション契約に転換するケースも複数あった。

リモートワークになり、お客様へはオンラインでの説明やデモが主となったが、逆にオンラインの方が分かりやすく、複数人が同時参加できるなどの良い反応が多かった。今はそれをさらに進め、抱えている課題やソリューションをクリックすると画面上でデモがはじまるようなAutomated Selling、自動営業の仕組みも始めている。

近年、事業領域によってシーメンスとシーメンス・エナジー、Siemens Healthineersの3社に分かれ、シーメンスは産業とインフラ、モビリティのDX実現を支援する会社となった。DX実現に必要なポートフォリオ、ハードウエアとソフトウエア、プラットフォームなどがすべて揃っているのは世界でも当社だけだ。全バリューチェーンを通じたデジタルツインの水平統合ができ、生産現場からクラウドまでの垂直統合、データと機能を統合するITとOTの融合も可能であり、その強みを活かしていく。特にハードウエアはポテンシャルがあり、ソフトウエアとの組み合わせでエンドツーエンドの提案をすることでシナジーが効いてくるだろう。

日本の製造業のDXは世界的に見ても進んでいる企業とそうでない企業に分かれる。21年は、先進的な企業に対しては先端技術を提供してさらにDXの加速を、そうでない企業、特に中小製造業向けにはパッケージ化したソリューションを通じてDXの早期立ち上げを支援する。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG