【各社トップが語る2021】北陽電機「次のステージへの取り組み」尾崎仁志 代表取締役社長

北陽電機 尾崎仁志 代表取締役社長

 

2021年3月期の売り上げは、新型コロナの影響下であるが、前期比7%増の100億円台を確保できそうだ。19年度に108億円と過去最高の売り上げとなったが、前期は93億円に減少していた。中期5カ年計画の最終の今年度を社員の頑張りもあり、当初目標通りの数値で終ることができそうだ。今期は売り上げの波が大きく、昨年10月頃から半導体製造装置関係が良く伸びてきている。またコロナ禍の中で、展示会場やテーマパーク用の人数カウントシステムが、密防止対策のためにホテルなどで採用が増えた。
 
21年4月からは新たな経営計画をスタートさせる。3年目と5年目の2ステップで考えており、初年度は売り上げを過去最高に戻すとともに、さらなる売上拡大を目指すための仕掛けづくりを進める。ここまで測域センサが業績を牽引してくれたが、競争も激しくなっており、価格競争に巻き込まれない当社らしいセンサの開発で違うステージを目指したい。同時に、いままでとは違うモノの作り方に変えていくことも盛り込む。現在輸出比率は約30%であるが、今後の海外展開やBCP(事業継続計画)を考えると、海外での生産も検討していく必要がある。
 
自社開発であった社内の基幹システムを、他社と同じ目線で繋げられるように昨年から新基幹システムの構築を始めている。22年の稼働で進めている。

昨年はコロナで展示会出展が皆無であったが、ユーチューブ配信やアンケート実施など、試行錯誤しながら対面営業できない状況を補った。

昨年は屋外用測域センサを新発売したが、今年は4月にセーフティセンサの新製品発売を予定している。

今年の景気は昨年よりは良くなるだろう。センシングは注目される業界であるが、油断することなく100年企業を目指すためにしっかりマーケティング活動をしていきたい。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG