【決算2019年度】ダイヘン 20年3月期連結決算、半導体投資と自動化で利益増

ダイヘンの20年3月期の連結決算は、売上高は前年比1.1%増の1450億4400万円、営業利益は8.2%増の90億6500万円、純利益は8.2%増の66億7200万円の増収増益となった。

半導体関連投資が回復基調に転じ、利益面でも生産工程の自動化や間接業務効率化などコスト低減策が功を奏した。

電力機器事業は、配電網強化に伴う投資が堅調に推移し、海外もタイ発電公社向け50万V級変圧器納入など大形変圧器の販売が増加し、売上高は5.9%増の688億1200万円となった。

溶接メカトロ事業は国内の自動車関連投資が堅調で、欧州での事業強化の成果もあり、売上高は1.5%増の453億2400万円なった。しかし営業利益では中国市場の競争激化を受けて前期の4億8300万円減となる40億1100万円だった。

半導体関連機器事業は、上半期までの投資停滞局面の影響が大きく、売上高は8.5%減の307億8000万円となった。

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