【流通商社トップが語る2020】サンナイオートメーション「営業力強化で難局突破」内藤孝輔 代表取締役社長

サンナイオートメーション 内藤孝輔 代表取締役社長

 

2020年1月期の売り上げは、前年度比10%ぐらい下がりそうだ。半導体関連、工作機械、食品関連といった今まで好調であった分野の停滞の影響を大きく受けている。また、人手不足から営業のマンパワーが足りていないのも痛い。

一方で、先行きの受注に明るい兆しも出始めている。そのひとつが工場のリニューアル化の動きである。川崎のコンビナート地帯では、設備の老朽化に加え、工場の災害対策への投資を活発化する取り組みが強まっている。爆発危険物を扱うプラント工場では防爆対策が必須となっているが、まだ法規制に対応していない設備が残っていると言われており、早急な防爆対策に伴う売り上げが春先以降に入ってくる。そのほか、日頃の地域に密着した営業活動から派生したFA以外での売り上げも決まっている。

今年はこうした売り上げをベースにしながら、弱かった営業のマンパワーも昨秋頃から強化できつつあるため再度営業体制を整え、売り上げ増加に繋がる活動を強めていく。

19年2月にホームページを大幅にリニューアルした。フェイスブック利用したタイムリーな情報発信も行っており、今後もWebを活用した露出を増やすことで、営業をサポートできるように活用していく。

防災用品としてPRを続けている長期滞在用防災マット「クイックナップ」が、「かながわ産業NAVI大賞2019」の奨励賞を受賞した。さらに19年から川崎市のふるさと納税返礼対象品としても選択されたことで、全国からの引き合いに繋がっている。口コミなどを通じてさらに広まることで、売り上げの10%ぐらいまで増えることを期待している。

2月の「テクニカルショウ ヨコハマ」への出展をはじめ、あらゆる機会を利用したPR活動を継続することで、厳しい環境を打破していきたい。

 
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