エプソン、コントローラ内蔵6軸ロボ 2モデルを追加、ダウンタイムも削減

エプソンは、コントローラ内蔵の6軸(垂直多関節型)ロボット「VT6L」に、クリーン仕様とプロテクション仕様の2モデルを追加、12月3日から受注開始した。

VT6Lは、電子・電気部品、自動車部品の搬送や単純な組み立て作業などを自動化するのに適した、可搬重量6キログラム、アーム長920ミリメートルの6軸ロボット。本体とコントローラが一体化しているためM/Cケーブルが不要となり、省スペースでの設置が可能。

新製品のクリーン仕様は、クリーン度 クラス4(ISO14644-1)で、クリーンルーム内での組み立てなどの作業に使用が可能。プロテクション仕様は、保護等級IP67で防塵・防水性を有しており、部品の研磨作業などを実施する環境でも設置ができる。

バッテリーを使用せずにモーターの原点位置情報を記憶できるバッテリーレスモーターユニットを搭載し、ランニングコストやメンテナンスによるロボットのダウンタイムの削減が可能。

ハンド取り付け部は中空構造を備えており、ハンド周りにケーブルが絡まりにくく、ハンドまでの配線や電源供給のセットアップが簡単に行える。

標準価格は、クリーン仕様が158万円、プロテクション仕様が178万円。

6軸ロボット VT6L

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