ID最先端技術・ソリューションが勢揃い「第21回自動認識総合展」9月11~13日 東京ビッグサイトで開催

98社・団体が出展 未来をつなぐAUTO-ID

9月11日(水)~13日(金)
東京ビッグサイト・南ホール

写真は前回の様子

国内唯一の自動認識技術、ソリューションの専門展示会「第21回自動認識総合展 AUTOID&COMMUNICATION EXPO 2019」(主催=日本自動認識システム協会)が、9月11日(水)~13日(金)の3日間、東京ビッグサイトに7月新設オープンした南ホールで開催される。

開場時間は10時~17時、入場料は1000円(インターネット来場事前登録者・招待券持参者は無料)。

同時開催の「測定計測展」「センサエキスポジャパン」「TEST」「地盤技術フォーラム」との相互入場が可能。

 

国内唯一の専門展示会

バーコードやRFID、バイオメトリクス(生体認証)に代表される自動認識技術は、生産分野や物流分野、サービス、公共分野、医療、福祉分野、コンシューマ向けサービスにまで広がり、今や現代社会のインフラとして浸透。監視カメラの画像認識やQRコードによるスマホ決済、インダストリー4.0など、さまざまな自動認識技術が活用されている。

日本自動認識システム協会(JAISA)の調査によると、2018年の自動認識機器市場の出荷金額は2460億円で前年比2.9%増、2019年の出荷予測金額は2592億円で、18年比5.4%増と予測されている。

自動認識総合展は、バーコード・二次元シンボル、RFID、画像認識、バイオメトリクスといったIDの最先端技術と、これらのID技術を活用した業務の効率化、省力化・コスト削減、安全・品質管理、顧客サービス向上のための自動認識ソリューションの2本柱で構成される専門展示会。来場者は自動認識ベンダーだけでなく、コンピュータ関連業界をはじめアパレルや飲料、食品、出版、流通、物流、医療、オフィス管理、施設管理、公共関係など広範囲にわたっている。職種も開発、企画、営業、情報システム、設計、生産管理、購買担当者など多岐にわたり、前回は約1万9000人が来場した。

 

開催21回目となる今回は、98社・団体(267小間)が出展し、最新技術とソリューションを披露。会場内には各カテゴリーに特化したゾーンも3つ設置される。

「モバイル&ウェアラブルゾーン」は、モバイル端末・モバイル連携機器、ウェアラブル機器などを集めたゾーン。最近では、身につけて作業効率をあげるためのウェアラブル機器が注目を集めているが、モバイル&ウェアラブルと自動認識技術の融合によるさまざまなイノベーションが期待される。

「画像認識ゾーン」は、画像認識技術による個体パターン認識や、画像処理による画像情報の認識、バーコード認識、文字認識(OCR)、指紋・顔認証など、幅広い先進の画像認識技術を集めたゾーン。製造工程での活用やセキュリティ用途、またカメラ付きスマホにより一人一台が画像認識ツールを利用するなど、拡大を続ける画像認識の最新技術が集合する。

「センサネットワークゾーン」は、無線通信技術、センサ技術、クラウド、データ解析など、自動認識技術でつながる各種センサやネットワーク構築がそろうゾーン。IoT構築に欠かせないセンサネットワークは、製造工程、スマートハウス、交通、ヘルスケア、医療、農業、エネルギー管理、セキュリティなど多岐にわたる情報インフラ基盤として活用されている。

 

セミナーやプレゼンも

期間中は、セミナーやプレゼンテーション、「自動認識システム大賞」の受賞企業発表など、さまざまな企画も用意されている。

「BT Spice自動認識セミナー」は、東京理科学学院教授の荒勉をセミナー委員に迎え、ユーザー視点を意識したセミナーを実施。3間で6セッション12講演が行われる。経済産業省による基調講演「我が国製造業の課題と展望~Connected
Industriesの実現に向けて~」をはじめ、各界のキーマンによる「コネクテッド・インダストリーズに向けた事例」や「RFIDによる商品管理」「医療現場での活用事例」などを予定。

展示会場内のセミナー会場では、12日と13日に出展社プレゼンテーションを実施。「サイバーフィジカルファクトリーを実現するIoTとは?」「スマートフォンを使った画期的な現場改善」「深層学習AIで変わる自動認識」など12セッションが予定されている。

11日は、JAISAが毎年表彰している「自動認識システム大賞」の本年度受賞システムの発表を実施。今年は大賞に、パトライトの「バーコードと信号灯を活用した製造現場のデータ無線収集システム」、優秀賞に、スズケンの「スペシャリティ医薬品の流通管理ソリューション」と、サトーの「HACCP対応
業界初のIoTクラウドシステム」、フジサンケイビジネスアイ賞に、クライムの「手のひら静脈認証による高齢者等身元特定支援サービス」、特別賞に、NECプラットフォームズの「宅配便自動受付機」が受賞。13時から、各社30分間の発表が行われる。

 

このほか、動認識の統計調査報告や基礎知識講演(チュートリアルセッション)、事業成果発表を行う「JAISAセッション」、動認識の関連規格や事業成果発表などの「JAISAフォーラム」を実施。

また、“明日”にでもすぐ導できるソリューションから、“数年先”に実現を指すものまで、動認識の「今」と「未来」が体感できるテーマ展示「未来をつなぐAUTO-ID~動認識技術で変わる未来」を実施。自動認識技術で変わる未来を、「みせなか」「いえなか」「サプライチェーン」の3つのシーンで紹介する。

 

相互入場可能な同時開催展

■測定計測展2019
奇数年秋に開催するトレードショーとして、自動車、ロボット、航空機関連などに用いられる光学・精密測定はもちろん、幅広い計測業界の最新製品・技術・情報が一堂に集まる国内唯一の展示会。

■センサエキスポジャパン2019
IoTを実現するセンサ・コントロールとその応用技術、機器、システム、ネットワークに関する専門展示会。製品・技術発表会や、次世代センサフォーラムなども併催。

■TEST2019(第15回総合試験機器展)
材料試験&環境試験と計測、評価に関する国内唯一の総合展。今回は「未来につなぐ試験と計測“見せる信頼-確かな品質”」をテーマに、60社・団体(113小間)が出展。

■地盤技術フォーラム2019
地盤改良、液状化対策等に関する技術や工法が集まる「地盤改良技術展」、インフラを支える基礎工の技術や工法の「基礎工技術展」、地震・豪雨などの自然災害における地盤対策に関する技術や工法について紹介する「災害対策技術展」の3つの専門展を開催。

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