富士通 デジタル生産準備ツール「VPS」、新バージョン発売スタート

工程順・階層構造 ツリーで一覧表示

富士通は、デジタルプロセス(神奈川県厚木市)のデジタル生産準備ツール「VPS」の新バージョン「V15L21」を、8月5日から販売開始した。

同製品は、製品の設計CAD構成から「VPS」の組み立て構成画面を作成し、目で見て確認しながら作業の手順や工数などを編集できるデジタル生産準備ツール。組立製造業を中心に、これまでに832社、4987ライセンスが採用されている。

新バージョンはBOP活用を重視し、何を、どの部品で、どこで、どのように組み立てるのかといった製造情報を工程ごとに集約し、工程の順番や階層構造を工程ツリー画面として一覧で表示する機能を新たに追加。工程計画者は、製造フロー画面上での作業の順番や階層に影響せず、工程ツリー画面で工程内の作業順番や階層を変更することができるため、事前にできる作業や並行してできる作業を考慮した工程計画を立てることができる。

また、各工程で使用される部品情報の表示や関連するシステムへの出力機能も搭載し、例えば、部品供給を管理するシステムに該当する工程の作業が行われる場所や、使用する部品の種類と数量といった情報を連携させることで、これまで個別に供給部品リストを作成していた作業の効率化が可能。これにより、計画時間の削減や計画精度向上を実現。また、類似製品の計画や別工場での同製品の生産計画時などに工程情報の流用を容易に行うことができる。

8月5日から販売を開始し、1ライセンス400万円。20年度末までに売上高50億円を目指す。

産業・流通営業グループ 第二産業ビジネス本部西田昭彦本部長代理は「VPSは、つながるものづくりにつながるもの。新バージョンは、工程をキーとした情報の作り込みを再現できるようになった」としている。

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