アルファTKG、ロゴなど刷新 ブランド戦略を強化、「MF-TOKYO」に出展

中堅中小製造業のデジタル化に向けたソフトの開発・販売を行っているアルファTKG(東京都中央区)は、今年で創業5周年を経過したことから、新たなブランド戦略を強化する。2019年7月から新しい社名ロゴを制定するとともに、各種ソフトの名称を「GAIA」に統一した。

また、7月31日から開催の「MF-TOKYO 2019」に9小間で初出展(ブース№W2-64)し、板金IoT(クラウドソフト)や世界初の板金3Dプリンター(金型製造)などを展示する。

 

同社は、元アマダの専務であった高木俊郎社長が2014年に創業した。今年で創業5周年が経過したことから、次の飛躍に向けて新ブランド戦略を展開することにしたもので、「誰でも理解できるわかりやすいシンプルな情報発信をしたい」(高木社長)という狙いから、商品名やロゴを変更した。

図面管理・ドキュメント管理用基本プラットフォームのクラウドソフト「alfaDOCK」に対応するオプションソフトの名称をすべて「GAIA」に統一。類似品検索、見積、工程管理、2D/3D板金CAD、生産管理などのソフトに冠した。

また、社名ロゴマークもAI(人工知能)「GAIA」を全面に出したデザインとフォントにし、オレンジ、シルバー、アンバーの3色の新コーポレートカラーを採用している。

 

一方、業績の方も堅調で、18年12月の第5期決算は増収増益で終了し、今期も売上高を前期比50%増、営業利益同250%増を目指している。

国内では日本橋のテクニカルセンターのスペースを今年6月に2倍に拡張して、細かな打ち合わせに対応できるようにするとともに、今年4月からは横浜に営業本部を設置し、営業体制を強化。海外も、インドの子会社を通じてインド工科大学などと連携し、インドでのソフト開発を強めるとともに、今年7月からは米・シカゴにも拠点を設置し、米国での市場開拓も始めている。

高木社長は「中堅中小製造業のデジタル・イノベーションにつながるソフト開発・販売を通じて、業界のIoT化に貢献したい。22年までには売り上げを現在の6倍、人員4倍を目指して取り組む」と意気込みを語っている。

 

MF-TOKYOでは、「alfaDOCK」、「GAIAシリーズ」、2D/3D板金CADに加え、板金3Dプリンターも展示する。米・シンシナティ社と連携した板金3Dプリンターは、試作品製造などのベンディング用特別金型を即日製造できるもの。

8月1日12時50分からは、東京ビッグサイト会議棟でテクニカルセミナーを開き、「ボトムアップIoT成功事例紹介」を予定している。

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