東芝機械 新型スカラロボット開発、高速・可搬性を両立

東芝機械は、従来機より基本性能を大幅に向上させた新型スカラロボット「THE600」と、新型ロボットコントローラ「TS5000」を開発した。

THE600は、第1と第2関節の最大動作速度を8017ミリメートル/秒・サイクルタイム0.3秒(2キログラム搬送時)と従来機比27%高速化。最大可搬質量は10キログラムから12キログラム・許容慣性モーメント0.25(㎏・m2)と、高速動作と可搬性能の両立を実現した。

オプションで、簡易防塵用キャップ・ジャバラ、ハンド取付用ツールフランジ、カメラ取付用ブラケットなどを用意。クリーン仕様、IP仕様のアームも順次販売を予定している。

TS5000は、サーボ性能の向上によって、同期制御追従精度の改善と、高速通信機能でIoT性能を強化している。制御周期を従来機比3倍に高速化しており、CPUとEthernet性能も強化し、内部データを高速に外部出力する機能を搭載。

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