サンワテクノス 第10次中計スタート、売上高1800億円目指す

コアビジネス強化を推進

サンワテクノスは、2019年4月~22年3月までの第10次中期経営計画「NEXT 1800」をスタートさせた。

25年度に連結売上高2500億円達成へつなげるための3カ年計画で、売上高1800億円、営業利益48億円、経常利益50億円を目指している。

第10次中計は、19年3月まで展開した第9次中計「Challenge(チャレンジ)1500」を引き継ぐもの。チャレンジ1500では、19年3月期売り上げ目標1370億円に対し、18年3月期に1468億円と1年早く達成し、19年3月期も1454億円となって、目標を大きく超えた。ただ、経常利益目標45億円には、18年3月期に43億円と肉薄したものの、19年3月期は前年度を下回る36億円と未達に終わった。

 

NEXT 1800では、①コアビジネス(代理店事業、エンジニアリング事業、グローバルSCMソリューション事業)の強化でものづくりに貢献②グローバル事業の拡大で市場需要のサポート③新事業領域への挑戦④持続可能な社会の実現、の大きく4項目を掲げている。

このうち、グローバル事業展開へ今年4月から「グローバルSCMソリューション部」を6人体制で設置した。主に日本から海外進出する顧客の物流業務を包括的に受託することで、顧客のグローバル生産を支援していく。刻々と変化する国際情勢に迅速に対応したSCMの提供を目指しており、3年後に現在の2倍の200億円を目指す。

また、海外営業拠点の現地化推進へ、現地社員の幹部登用を積極的に進めて現地のハンドリングを任せる組織を構築。日系企業だけでなく、現地のローカル企業との取り引き拡大を意欲的に進める。同時にインドでの拠点開設も検討していく。

 

さらに、新事業領域への挑戦に向けて、EMSやM&A、物流ネットワークなどを含めた他社との協業体制構築への投資を強化する。

サンワテクノス田中裕之社長は「コアビジネス強化に向けて、ソリューション提案では取引先との多面的な協業を推進していく。グローバルSCMはこうした取り組みの一環として、積極的に受注獲得を進めたい」と語っている。

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