JEITA「第4回JEITA ベンチャー賞」決定、有望企業3社を発表

2019年3月28日

電子情報技術産業協会(JEITA:代表理事/会長 柵山 正樹)は3月26日、「JEITAベンチャー賞」の受賞企業3社を発表した。

JEITA ベンチャー賞は、電子情報技術産業の総合的な発展のみならず、経済発展に貢献しうるベンチャー企業を表彰するもので、過去にはPreferred Networks や MUJIN、 ABEJA など、気鋭のベンチャー企業計 21 社が受賞しており、今年で 4 回目の取り組みとなる。

今回も「JEITA ベンチャー賞審査委員会」が成長性(先導性)、波及性、社会性の3つの視点からベンチャー企業を審査・選考した結果、第 4 回 JEITA ベンチャー賞はアイオーコア、 AI Samurai、ナノルクスの 3 社が受賞した。

今回受賞した 3 社のベンチャー企業は今後、JEITA の活動に参画するほか、Society 5.0の実現を目指すCPS/IoT 総合展「CEATEC」への出展や JEITA が主催するシンポジウムやセミナーなどへの登壇、また、 JEITA 会員企業との交流支援などの特典が授与される。

 

受賞企業3社と審査評価の概要

アイオーコア株式会社(東京都文京区)

<審査評価>
アイオーコアは、かつてない小型、高速かつ省電力のオンボード型光トランシーバ
“光 I/O コア”を開発し、今年度からユーザにサンプル出荷を開始している。光 I/O コアは100Gbps という高速かつ大容量の情報転送が可能な世界最小の 5 ㎜角モジュールであり、将来は 400Gbps まで性能向上できる拡張性を有している。

光 I/O コアは、データセンター内のサーバラック間あるいはサーバボード間の情報伝送への実装されるものであり、広範囲な適用性と多様なメリットが考えられることから、今後さらに発展する情報化社会を下支えする重要な基盤集積モジュールとして期待される。よって、JEITA ベンチャー賞に相応しい企業と判断した。

 

株式会社 AI Samurai(東京都千代田区)

<審査評価>
AI Samurai は、AI(人工知能)を搭載した特許審査シミュレーション・システムを開発、実用サービスの提供を始めた。本システムは、米国および日本の特許データベースと照合し、出願前の特許の類似文献を調査し、当該特許の登録可否を自動判定する。

研究開発者にとって重荷だった特許出願時の類似文献調査の負荷を大幅に低減することにより、発明者はより創造的な研究活動に専念できる。多くの研究開発者の手助けになることが期待される。よって、JEITA ベンチャー賞に相応しい企業と判断した。

 

株式会社ナノルクス(茨城県つくば市)

<審査評価>
ナノルクスは、産総研で開発された赤外線カラー暗視技術を事業展開している。従来はモノクロのみであった赤外線暗視カメラの取得画像の近赤外分光スペクトルに着目し、本来の可視光スペクトルとの相関を見出し、それを分析・学習することで、近赤外スペクトル画像をカラー映像化することを可能にしたものである。

現在、監視カメラ、防犯カメラ、見守りカメラとして商品展開しており、ヘルスケア、個体認証、環境センシングなどへの応用も期待されている。よって、JEITA ベンチャー賞に相応しい企業と判断した。

 

出典:電子情報技術産業協会「『第4回 JEITA ベンチャー賞』受賞 3 社が決定」