オプテックスグループ 19年12月期予想、売上・利益過去最高更新

FAなど3事業で拡販へ

オプテックスグループは2019年12月期の業績を、売上高430億円(前年度比7.2%増)、営業利益53億円(同6.2%増)、経常利益54億円(同7.2%増)に設定した。「市場環境からみるとチャレンジャーな数字で、特に上期が厳しい」(小國勇社長)としながらも、防犯、FA、マシンビジョンの3つの事業で拡販を進める。

防犯事業では、カメラ付きセンサの販売を今年4月から欧米市場から開始する。また、国内では屋外警戒用センサの空港、防衛施設、発電所、港湾などのハイエンド市場での拡販を進め、シェアトップを目指す。

FA事業では、変位センサのラインアップを充実してシェア拡大を図るとともに、今年1月に子会社化した東京光電子工業の強みである外径寸法測定市場に参入して、他社を追随する。また、昨年4月に設立した米国の販売子会社による販売網整備で、米国市場の開拓も進める。

マシンビジョンでは、UV-LED照射器事業を次の柱に育てる。UV-LEDの高出力化が進んできたことで、接着・封止・硬化ニーズが高まり、市場が年率33%で伸長している。

 

尚、18年12月期は、売上高401億円(前年度比7.0%増)、営業利益50億円(同2.1%増)、経常利益50億円(同0.0%)、当期純利益38億円(同11.5%増)であった。

同社では19年の創立40周年で売り上げ500億円達成を計画していたが、「50~60億円のM&A案件の価格が高止まりしている」(小國社長)として、今年度が計画達成を見送る。

なお、創立40周年を迎えることから、3月28日付けで創業者の小林徹代表取締役会長兼CEOが取締役相談役に退き、小國代表取締役社長兼COOが代表取締役社長兼CEOに就任する。

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