横河電機「ネットワークベース生産システム」機能強化版を開発 従来比の3倍 9ユニットまで増設可

工数削減にも貢献

横河電機は、ネットワークベース生産システム「STARDOM」の機能強化版を開発、2018年度第1四半期に発売する。価格は自律型コントローラ「FCN」とSCADAソフトウエア「VDS」1セットが50万円~、エンジニアリングツール「ロジックデザイナ」が15万円。

今回の機能強化では、「FCN-500」の制御ユニットと増設ユニットを接続する拡張バスの新ラインアップとして、各ユニット上に実装するE2バスインタフェースモジュールと、汎用のEthernetケーブルで構成される「E2バス」を開発。これにより、従来比3倍の9ユニットまで増設が可能となる。

また、ユニット間の距離を100メートルまで拡大。最大増設9ユニット構成時の最大伝送距離は800メートルで、従来比100倍の拡大に成功。市販の光ファイバケーブルとメディアコンバータの使用でさらに数キロメートル延長することも可能で、センサなどの近くに増設ユニットを設置できるため、配線コストおよびメンテナンス工数の削減に貢献する。

さらに、既存の10モジュールを挿入可能なロングベースモジュール、5モジュールを挿入可能なショートベースモジュールに加え、3モジュールを挿入可能なコンパクトベースモジュールを開発。必要に応じて3種類のユニットを自由に組み合わせることができる。

今回開発したE2バスは二重化が可能で、「FCN-500」が持つCPU、電源、制御ネットワーク、内部バスの各機能の二重化と合わせて、E2バスを用いたより大規模なシステムでも、高信頼なシステム構成を実現。分散配置した増設ユニットは、従来と同様にモジュールごとの稼働状態を「VDS」などで把握でき、加えて、モジュールの交換が必要な場合は、「FCN-500」を稼働したまま、そのモジュールのみ取り外して交換できる。

その他、耐環境性も強化し、拡張バスインタフェースモジュールの使用周囲温度をマイナス20℃~プラス70℃まで拡大している。

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