デンソーウェーブ コラボレーションロボット「COBOTTA(コボッタ)」を発表 A4スペースで協働

デンソーウェーブ COBOTTA(コボッタ)
デンソーウェーブ
COBOTTA(コボッタ)

デンソーウェーブは、コラボレーションロボット「COBOTTA(コボッタ)」を発表した。2016年末の発売を予定。

製品コンセプトは「人との協働」「簡単インテグレーション」「卓上アプリケーションに適した性能」。人ができない仕事をするのではなく、人と一緒にA4スペース程度で小物部品を扱う作業を想定している。コボッタの名称は「Collaboration」「Robot」「Technology for Arm」の意味を込めた造語。

製品特徴は大きく四つ。まず、協働ロボットとして必須の安全性については、挟みこまれてしまう部分や、鋭利な部分がない形状で本質的な安全を確保。全体が小型でもあるため、全部のモータ容量を足しても80Wに満たず、安全柵やライトカーテンなども不要。動作速度も250ミリメートル秒に抑え、安全速度以下で動作する。

また、卓上アプリケーションに適した「小型・軽量」も徹底追求。小型ブラシレスモータの採用や、ロボットコントローラを台座部分に内蔵。設置面積を従来品と比べ、86%も減少させることに成功している。重量も約3.8キロと軽量、専用スタンドにより、ボルト締めなしでも簡単に自立ができる。

さらに、簡単に扱えるように「簡単教示」にもこだわり、専用ペンダントなどではなく、実際にアームを持ちながら動作をすることで動きを覚える「ダイレクトティーチング機能」も装備。高度なエンジニアリング知識がなくとも導入できる。

プラットフォームもオープン。動作や安全にかかわるコア部分は非開示だが、ユーザーインターフェースや軌道計画に関連するアプリケーション部分は開示し、安全や性能を確保しながら、開発者が自由にバージョンアップできる仕様としている。タブレットで操作できるアプリも提供予定。

同社制御システム事業部長島良治事業部長は「三品(食品・薬品・化粧品)業界などにも採用されやすいものにしたい。今後も、自社はロボット本体のレベルアップに注力しながら、目となるカメラや触覚となる力覚センサなど、得意な製品・技術を持つ企業と連携していきたい」と述べた。

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