大阪自動電 安全対策中心に事業拡大 与田清代表取締役社長

当社はここ数年、安全対策への取り組みを強化するとともに、国際規格の認証取得など顧客のグローバル展開に対応してきたことで、業績は順調に推移している。今期も当初の計画通りに推移しており、今後も安全対策を中心に事業を拡大していきたい。

フットスイッチに関しては、医療機器分野や、ゼネコンを中心にインフラ関連で需要が拡大している。海外向けも日系企業向けを中心に引き合いが増加している。設備投資を行う際に安全対策が重要なテーマとなっている。また、製造現場では自動化の進展とともに、人件費の高騰を背景に人員の削減が進んでおり、安全対策への必要性が増している。

一方、当社の医療機器用フットスイッチは、保護等級IEC60529/IP28相当で優れた防水性能とともに、高い安全性を示す医療電気機器の国際安全規格IEC60601―1に準拠しており、高い評価を得ている。

さらに、幅広いカスタマイズにも対応できることから、マイクロスイッチ内蔵タイプは、X線装置や超音波診断装置、医療用レーザー装置、医療用ベッドなどに採用されている。また、高い接触信頼性を誇るリードスイッチ内蔵タイプは、CT装置やMRI装置などに採用されている。

今期は、情報のインプットを中心に、ユーザーニーズに合わせた製品開発、次の段階へ向けた製品開発を行ってきた。来期はこうした開発成果を発揮し、画期的な新製品を出す方針である。例えば、フットスイッチのノウハウを生かした手では操作できない製品など、従来のフットスイッチにはないアプリケーションを提案していきたい。同様に、マットスイッチについてもこうした考えで製品開発を進めていく。

今後も当社の製品が、幅広い分野で、皆様のお役に立てるよう取り組んでいきたい。

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