分岐点

オバマ大統領が再選された米国は、中間所得層の拡大、製造業の雇用促進が推進される。韓国は12月に新大統領が選出されるが、所得格差の是正に向かう。中国は農村の所得増加で沿岸地域との格差を修正する。途上国は、米中欧日への輸出による所得増加を目指す。いずれもモノ造りが関係する。

金融が独り歩きし、世界各国を震撼させた動きは少し鳴りを潜め、代わりにモノの動きが世界で活発になる。が、3Dプリンターの出現が異変を予感させる。各国の思惑とは別次元のそれぞれの文化を背負い込んだ企業や個人レベルの固有かつ汎用性を含んだモノが、氾濫する。製造元は明記されているものの、実態は多国籍の集合体も可である。

3DCADを操作できれば、好みのデザインを設計して3Dプリンターでモノを立体化するようになる。玩具や模型、アクセサリーなどは個人が作っているし、工業用品も試作品は金型を使わずに完成している。ひょっとすると、自家製作品がIT世界で爆発的に売れ、一夜にして億万長者が誕生するのも夢ではない。

以前、SOHOが流行語になり、コンピュータネットワークを活用して自宅や小さな事務所で事業を起こすブームが起こった。再び、3DCADを操れるSOHOは蘇り、自作デジタルデータでモノ造りの最前線に飛び出せる。製造業は万人と競合し、万人に販売する難しい局面に進みつつある。

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