辰年へ船出 各団体が賀詞交歓会 「3つの『S』を継続強化」

日本電気制御機器工業会

新年賀詞交歓会を、東京・浜松町東京會舘で13日開催した=写真(1)。

あいさつに立った山田義仁会長は「昨年は自然の猛威にさらされた1年であり、経済も復興需要、代替エネルギー、環境対応車、携帯端末などの需要増もあったが、輸出は超円高の進行などで、生産の海外移転など国内空洞化がさらに進む懸念が出ている。当工業会の2011年度上期の出荷額は、上期実績が3153億円、下期見込み3090億円で、通期で前年度比1・3%増の6243億円を見込んでいる。このような情勢は12年度もしばらく続くと予想され、特に輸出は下振れリスクが大きく、予測が難しい。こうした中で、当工業会は今年4月1日から一般社団法人に移行する。また、事業ドメインの拡大に向けて、品目の見直しにも着手し、今後成長が見込める品目の追加や需要減の品目整理などを行った新統計を今年4月分から始める。さらに3つの『S』である、国際標準化、安全、環境のへの取り組みも継続して行っていく。昇り竜のように業界が発展するすばらしい1年であって欲しい」と述べた。

その後、長崎春樹副会長の乾杯の音頭で交歓に入った。 ◇

日本電機工業会

年賀交歓会をANAインターコンチネンタルホテル東京で5日開催した=写真(2)。

あいさつに立った下村節宏会長は「昨年3月の東日本大震災発生後、企業の生産再開に向けた懸命な取り組みで、予想以上のスピードで復旧が進展した。日本経済は依然として足踏み状態が続いているが、当工業会としてはエネルギー問題や地球環境問題、国際標準化の推進などに引き続き取り組みたい。今年は日本が再出発する極めて重要な年になり、日本再生に向けて邁進していく」と述べた。 電子情報技術産業協会

新年賀詞交歓会を東京・芝の東京プリンスホテルで6日開催した=写真(3)。

あいさつに立った矢野薫会長は「2011年の電子情報産業の世界生産は約205兆円と、前年比1%減少し、日本の電子工業の国内生産も約14兆円と同10%減少になり、非常に厳しい1年であった。こうした中で、IT・エレクトロニクス業界は世界をリードする省エネ・創エネ・蓄エネ技術などITとの融合による新産業創出に繋げる中核となっている。世界経済の天候は、必ずしも良好ではないが、一致団結して、復興を遂げる日本の活力を世界に強く発信したい」と述べた。

日本電気計測器工業会

年賀交歓会を東京・丸の内のクラブ関東で6日開催した=写真(4)。あいさつに立った堀場厚会長は「当工業会の2011年度上半期の販売高は約3582億円と昨年から大きく改善している。また、計測展2011TOKYOは、出展者数、来場者数とも前回を大きく上回り、特に来場数は07年を抜いて、過去最高を記録した。震災復興をテーマとした企画展示も、放射線計測などがテレビで放映されるなど一般の方からの関心も高まり、集客が伸びた。当工業界の電気計測器は、あらゆる工業分野の必須のマザーツールである。これからも、我が国製造業の競争力向上に貢献するためのサポートに徹していきたい」と述べた。

藍綬褒章を受章した同工業会副会長の小野木聖二山武社長と、紫綬褒章を受章した計測自動制御学会会長の東京大学石川正俊教授の祝賀会も兼ねており、両氏からお礼の言葉が述べられた。

日本半導体製造装置協会

新年賀詞交歓会を丸の内東京會舘で10日開催した=写真(5)。

あいさつに立った大林秀仁会長は「世界の2011年半導体市場は、1・3%増と低成長であるが史上初めて3000億ドルを超える見込みで、12年も2・6%増、13年も5・8%増と緩やかな成長が見込まれる。一方、液晶は12年も厳しさが継続するが、スマートフォンやタブレットPCなどで中小型パネルや有機ELの成長が期待できる。12年度の日本製半導体・FPD製造装置の販売高は、前年度比10・7%減の1兆3200億円と予測している。新タイプのパソコン市場の拡大、クラウドコンピューティング、再生可能エネルギー、スマートグリッドなど新しい社会インフラの流れに期待したい。日本半導体製造装置産業の未来を一緒に作り上げていきましょう」と述べた。

日本フルードパワー工業会

年始会を東京・芝の東京プリンスホテルで12日開催した=写真(6)。

あいさつに立った宮内壽一会長は「東日本大震災に関連した補正予算などによって、被災地の復興と一日も早い経済環境の好転が望まれる。外需は大きく期待できないが、エコカー補助金などで内需拡大に期待したい。業界として厳しい経済環境の中でも、健全な競争と協調で共に発展していきたい」と述べた。 日本配電制御システム工業会・同東京支部・東京配電盤工業協同組合

新年賀詞交歓会を、東京・港区の浜松町東京會舘で200名が参加し12日盛大に開催した=写真(7)。

盛田豊一会長、水谷恵一支部長、宇賀神清孝理事長の紹介、国歌斉唱の後、3団体を代表して盛田会長が「2011年は、東日本大震災の発生、タイ洪水による日系企業の被害、EUでの経済不安からの超円高が続き大変厳しい1年であった。今年は辰年であるが、12年前と同様に平穏で災害のないおだやかなものでありたい。中国の故事に登竜門という言葉があるが、TPPや為替など問題が山積している日本は前進することにより経済が上昇する。当業界も大震災復興投資を受注につなげたい。再生可能エネルギーにおいてもビジネスチャンスがある。工業会として会員の皆様に積極的に情報を提供していく」とあいさつ。

また、設立30周年記念、一般法人化移行の準備を進めていることも報告した。

続いて、来賓を代表して経済産業省製造産業局産業機械課・伊藤恒之課長補佐があいさつし「エネルギーの問題で再生可能エネルギーの有効利用について、工業会はメーカーよりも使う側に近く、詳しい。経済産業省としてはぜひ協力していただきたい」とより一層の連携を促した。

日本配電制御システム工業会関西支部・関西配電盤工業協同組合

新春賀詞交歓会を、大阪市都島区の太閤園で11日開催した=写真(8)。

国歌斉唱のあと、日本配電制御システム工業会関西支部の丹羽一郎支部長があいさつに立ち「今年は壬辰年であるが、1892年の壬辰年は米国GEが誕生し、白熱球が製品化されるなど人類にとって大きな変革の年であった。次の壬辰年1952年は、電力会社が出そろった年で国家の大きなターニングポイントとなる年であった。そして今年は電力不足への対応や、電力の買取制度が進められていることから、工業会も新しい流れに乗ることになるだろう。これまで培った技術とサービスで、新しい形で貢献せねばならず、日本の発展のためにもチャレンジ精神で取り組みたい」と述べた。

続いて関西配電盤工業協同組合寺田哲也理事長が「今年はエネルギーを取り巻く環境が大きく変化するだろう。特に、実施が予定されているエネルギー需給安定行動計画では、配電システムの改革や再生可能エネルギーの利用促進、省エネの推進などが盛り込まれており、たくさんのビジネスチャンスがあるものと思われる。工業協同組合の名に恥じぬよう改革を行っていきたい」とあいさつした。

東京都電機卸商業協同組合と日本電化協会

新年名刺交換会と講演会を全国家電会館で6日開催した=写真(9)。

名刺交換会であいさつに立った東京都電機卸商業協同組合の廣瀬芳重理事長は「今年の景気見通しについて厳しいとする見方が出ているが、そういう問題を心に言い聞かせて楽観的に考えていけば消費に結びついて来る。皆さんあまり深刻に考えないで、こういう厳しいときが何回もあって乗り切って来たわけである。いろいろなことを考えるより、1つのことを徹底して行うことが必要だ。それは社員教育で、これが2、3年先に花が咲くと思う。そうすれば明るい時が見えてくると思う」と述べた。 (つづく)

(参考:http://www.plcopen‐japan.jp)

(筆者:廣前耕三PLC open Japan safety‐WG主査)

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