業界初の3チャンネルデジタル出力 アバゴ・テクノロジー超小型・薄型で逓倍器内蔵インクリメンタルエンコーダ開発

アバゴ・テクノロジー(東京都目黒区青葉台4―7―7、TEL0120―611―280、米山周社長)は、業界初の3チャンネルデジタル出力の光学反射型インクリメンタルエンコーダ「AEDR―850シリーズ」=写真=を開発した。サンプル価格は1070円。4月から同社の販売代理店5社を通して販売を開始する。

新製品は、位置、方向出力に加え、高度な位置制御が可能な原点信号出力の3つが可能となっている。しかもアナログ信号の補間をするための逓倍器を内蔵しながらも超小型(3・95×3・4×0・95ミリ)の超薄型・小型サーフェイスマウントパッケージ内に、これらの機能をすべて組み込んでいる。

逓倍器の倍率は2倍、4倍と容易に切り替えでき、原点信号用の読み取りトラックが不要な独自の技術により、2チャンネルエンコーダとまったく同じ占有面積で使える。

従来の3チャンネルエンコーダは、原点信号検出用のフォトインタラプタや読み取りトラックがコードホイル上に必要で、逓倍用ICや、その周辺回路外付けになるなど形状が大きく手間もかかった。

新製品は、ワンチップ化することで、設計コストの削減、プリント基板省スペース化などに繋がる。

基本分解能は304ライン/インチ(12ライン1ミリ)。

また、ホール効果素子に比べ、EMIの影響が受けにくく、動作温度範囲もマイナス20~プラス85℃と広く、産業用などの過酷な環境にも適している。

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