分岐点

被災地の皆様へ心より御見舞い申し上げます。3月14日月曜日の朝、計画停電で私鉄の駅はシャッターが下ろされ、駅員は説明に追われている。郊外から都心に向かう道路は渋滞で、動く気配さえない。止まったままの車の横を自転車で地下鉄の駅まで1時間弱かけて辿り着いた。被災地の状況を思いながら、ペダルを踏んで走った。

東北地方太平洋沖地震のニュースで仙台市若林区が津波で壊滅状態と報道していた。若林区には仙台卸商団地がある。いろいろな業種の約200社が拠点にしている。機械器具、制御機器、電設資材のメーカー、商社も多数存在する。東北FAショーを10年間開催した馴染みの地である、ここも心配である。

仙台市青葉区に住む友人とは土曜日に連絡が取れた。電気も水もガスも遮断されたまま。電気技術者の彼は納屋からダイヤル式電話器を持ち出し、AC100VでNTT回線に直接つないで電話やFAXを通じるようにした。水は大学の貯水槽からいただき、屋外用のガスコンロで煮炊きをしている。

水戸市内の友人はソーラー発電でTVを見えるようにし、閉鎖の井戸水をバケツで汲み上げるシステムを作り、近所の方々から感謝されている。窮境では知識と知恵が湧き出てくる。個々人の工夫もまた多くの人を勇気づける。もちろん国を挙げての救援が第一で、一刻も早い人命救助を望むのは言うまでもない。

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