分岐点

ある会社での会話。「君の行動を見ているとエネルギーを抑制し過ぎる」「そんなことはありません。仕事を目一杯しています。エネルギーを効率的に使っているから、手抜きに見えるのです」。二人ともエネルギーを浪費していると思いつつ、いつもの癖でエネルギーと制御機器業界を関連付けてしまう▼電気制御機器業界は成熟産業といわれる。確かに、企業数の推移や販売価格動向から察すると成熟しているが、再度成長段階へ構造転換することも可能であろう。日本電気制御機器工業会が提言する「制電」の視点から、事業を組み替える。市場をもっと広く捉えられれば、今以上に活気が出る▼本紙10月27日付け「ドイツのグリーン化への取り組み」を読んで、リタールという会社に対する先入観が打ち砕かれた。キャビネット、ボックスメーカーで熱対策機器は付属と思っていたが、熱対策をベースにした省エネソリューションメーカーへ進展している。熱管理の対象市場は広い▼空気も水も電気に転換できる現代において、当業界も「電気制御機器」から機器を取り外し、そして「エネルギー制御」業界・関連メーカーとして位置付ければ、いろいろな対象市場が見えてくる。メーカーは技術が革新し、不足のアプリケーションも充実する。商社もまた顧客が増える。

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